黒いマントの男は誰ですか？

もう朝方になっていることに気付いたのですが、母に抱きつき目を閉じました。
いつの間にか寝てしまっていて、起きるといつもの朝だったのです。

そして、昨夜の話を両親にしても勉強のし過ぎだと言われ、信じてもらえず、１人で寝るのが怖くなってしまい、テストも終わったので家族と川の字で寝るようになりました。
それから数ヶ月たち、リフォームが終わったので自分の家に帰ることになったのです。

新しくなった家に帰る途中、母が言いにくそうに話し始めました。
「実はあの仮住まいに引っ越して数日経ってみんながいない時に、和室でうたた寝をしちゃったことがあって、その時にお母さんも金縛りにあって黒いマントの包丁持った男の人を見たの。あなた達が怖がると思って言わなかったんだけどね。」と、私と妹は鳥肌が止まらなくなり家に帰ったら塩を振ろうと言いながら帰りました。
それからは何事もなく過ごしました。

あの黒いマントの男の人は誰だったのだろうと未だに謎のままです。