ドッペルゲンガーは本当に存在している…かも?
投稿者:ねびた (13)
これは私が高校三年生の時の話です。
当時吹奏楽部に所属していたのですが、ある土曜日、私は体調を崩して練習を休んでいました。
翌週の月曜日、吸部の同期や後輩から次々と「ねぇ、土曜日遅れて来てないよね?」と聞かれました。その日は休みの連絡を同期の部長にメールで連絡していたので学校には行っていないのですが、皆不思議な現象にあったというのです。
同期A子「私子が部室にはいる後姿を見たから部活に来たと思って追いかけたら誰もいなかった」
後輩B美「先輩の楽器の音が聞こえたからあれ?と思いふりむいたけれど、先輩がいなかった」
後輩C子「教室でパート練習をしていた時に廊下を歩く先輩がいたから廊下を見に行ったけれどどこにもいなかった」
皆それぞれ気のせいだと思って、軽く他の部員に話したら似たような体験をした人が続々現れたそうです。不思議に思っていたけれど、気を取り直して午後の練習を開始してしばらくたった時、午後二時から会議室で金管楽器のみの合わせ練習をしようと予定していたらしく、部屋に移動しようと準備をしていた時に後輩のD子が
「あれ?私子先輩歩いていった…」
とつぶやきD子が急いで追いかけた先になんと会議室。
部屋に入ったけれどもちろん誰もいない。周りの部員は私子は今日はいないんだよと言ってもD子はあれは私子先輩の後姿だった、間違いないですとずっと言っていてそうです。
同期も他の後輩も、私の気配や楽器の音を聞いたり感じたりしているのでD子が嘘をついているように感じず、でも私の気配だったので恐怖感のない不思議な体験をしたそうです。もしかしたら私のドッペルゲンガーが存在していたのかもしれません。
なぜ皆やたら語り手を追いかけるのか…
それが一番の謎かもしれない