特殊な作りのカラオケで体験した恐怖
投稿者:ロジハラ (5)
高校2年生の夏休みの出来事です。
いつもの様に駅前で友達3人くらいと待ち合わせをし、晩御飯を食べて楽しく過ごしていると、久しぶりにカラオケに行こうということになりました。
私の親は厳しく、夜中に遊ぶ事を禁止されていたのですが、当時反抗期だった私は、「知り合いの家に泊まる」と嘘をつき、一緒にカラオケオールをする事にしました。
運悪く近所の安いカラオケが改装で休みだったので、隣町の飲み屋街ひっそりある小汚いカラオケが同じような価格帯だと聞いた事があったので、そこに行く事になりました。
そのカラオケは特殊な作りになっていて、入り口入ってすぐの受付が一階、そこからすぐに階段があって二階と地下一階に分かれる構造でした。
受付を済ませると、地下一階の奥の小汚い部屋に案内され、少し不気味でしたが、歌い始めるとそんなちょっとの恐怖はどこかへ消えてしまい、普通に楽しんでいました。
深夜3時ごろだったと思います。歌い疲れて怖い話大会をしていると、友達の一人が「さっきから変な音せえへん?」と言い出しました。私は「隣の部屋の音ちゃうの?」というと、急に「ぎゃー!」と隣の部屋から叫び声が聞こえてきました。私たちはびっくりして一瞬体が硬直しましたが、喧嘩か何かだと思い、すぐに様子を見にいきましたが、隣の部屋は空室で誰もいませんでした。「絶対この部屋から聞こえたよな?」「違う部屋ちゃうの?」などと言いながら元の部屋に戻ると、その部屋のから壁をドンドンドンドン!と叩かれ、すぐに出ると誰もいない。それが3階ほど続きました。
私たちは怖くなってカラオケを出る事に。受付で支払いをしていると、「君らが入ってすぐに違うお客さんが隣の部屋入ってんけど15分くらいですぐかえりよってん、自分らなんかした?」と言われました。
何が起きたのかは解りませんんが、恐らく恐怖を感じる何かがあったのでしょう。
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