私がストーカー男に付きまとわれた体験談

あれは、私が18歳の夏でした。当時私は喫茶店でアルバイトをしていたのです。そこのアルバイトは制服ががかわいいととても有名なお店で女の子がみんなアルバイトをしてみたいといっていたのです。

当時、私はそのバイト先に彼氏がいました。
2個上の大学生でとてもイケメンでアルバイト先でもかっこいいと言っていました。そんな彼から告白されて、私はうれしくてたまりませんでした。

ですが、あるとき、あるお客さんから声をかけられました。そのお客さんは私が近くにいるときにオーダーを呼んだりしていて、私も少し怖いなと思っていました。

そして、私の喫茶店は自分でオーダーを聞いたら、基本的には自分でお客さんに飲み物や食べ物を持っていくというのが決まりでした。

ですので、オーダーを聞いたら私がそのお客さんに飲み物等を持っていかなければいけません。
そのときに私の顔をジロジロと見てくるのです。目線が怖くてずっとイヤだなと思っていたのです。

そして、そのお客さんは2日に1回くらいお店に来て、一度きたら3時間は帰ってくれません。こちらからしても「帰ってください」とは言えなかったので、仕方なく相手にしていました。
店長にも言おうか迷ったのですが、心配かけたくないので、だまっていました。そのときは放っておけば飽きると思っていたのです。私の彼氏にも内緒にしていました。

それから2ヶ月が経過しました。相変わらず彼は2日に1回くらいのペースでお店にやってきます。特に何もしてこないのでそのままにしておいたのですが、あるとき急に呼ばれて紙を渡されました。

その紙には電話番号と住所が書いてあったのですが、もちろん、電話にかけるわけもなく、そのままスルーしていたのです。私の彼氏に言おうと思ったのですが、やはり、心配をかけたくなくてやめてしまいました。彼に言ったらバイトをやめろと言われてしまい、彼と離れ離れになりたくないので黙っていました。

そして、その後何日かしたら、その男性が私がバイトが終わる時間待ち伏せして声をかけてきたのです。そして、彼から「手紙呼んでくれた？何で電話かけてくれないの？」と言われました。

私は怖くて「お客さんに連絡を取るのはダメという決まりがあるので」と言って走って逃げました。その後は、バイトに入るのが怖くなって、勉強を理由にしばらくバイトをお休みしていました。

ですが、それからある事件が起きたのです。私の電話に非通知で電話がかかってきました。誰だろうと思って電話に取ると、「電話取ってくれたんだね。最近アルバイト来ていないね」となんと彼から電話がかかってきたのです。

私は怖くて「どうして私の番号しっているの？」と大きな声をだして電話を切ってしまいました。気持ち悪くて本当に悲鳴のようでした。

それから、さらに体調不良を理由にして、アルバイトをお休みしていました。アルバイトをやめた方がいいかもしれないと思ったのですが、やはり、彼と一緒にいられる時間が少なくなると思ってためらっていました。

それから1ヶ月がたちさすがにこれ以上はアルバイトを休めないと思ってアルバイトに久しぶりにシフトに入れてもらいました。

相変わらず、どうして私の携帯番号を知っていたのか、分かりません。ですが、あれ以来あのお客さんがお店で見ることはなくなったのです。

やっとあきらめてくれたかと思っていた矢先のことでした。
なんと彼が私の実家を見つけて待ち伏せされていました。実家の家の前ではなく、あと少しで実家に着くくらいのところです。

彼が「こんにちわ。ここに住んでいたんだね。実家の場所みつけちゃった」と言われました。私は怖くて実家の反対の方向へ逃げ出してしまったのです。それから別のルートで家に無事につきました。

家族に相談をしようと思ったのですが、やはり、それも今は言わない方がいいと思って言いませんでした。携帯電話のことといい、実家の場所といい、なぜあのストーカー男が知っているのか？もしかしたら、誰か私の情報を漏らしているのか？とそんな疑問が浮かんできました。

ですので、私は逆にそのストーカーのことをつけてみようと思ったのです。それからしばらくして、そのストーカー男がお店に来ていました。私はお客さんとしてお店の前で、ストーカー男が来ないか見張っていたのです。見つけたので、その男性が帰るのを見計らい、少しだけ後をつけていきました。そうしたら、なと驚くような光景を目にしたのです。

そのストーカー男は喫茶店の裏側で立っていました。そして、アルバイト仲間の女の子が彼と接触をしていたのです。何かを渡しており、いやな予感がしました。アルバイト先でよく話す女の子で私の1コ下の子です。

その子とストーカー男はつながっていたのです。何か写真のようなものを渡していたところで、「何をしているの？」と声をかけました。そうしたら、ストーカー男が驚いて写真を地面にばら撒いていました。

その写真を見たら、なんと私が隠し撮りされたものでした。驚いて「●●ちゃんどういうこと？まさかその人に私の携帯番号と、家の住所教えたのはあなたなの？」といいました。

そうしたら、彼女は悪びれもせず「そうだけど？何が悪いの？」と開き直ってきました。「どうしてそんなことをするの？」と聞いたら「あんたのことずっと嫌いだったのよ。私は●●君のことずっと前から好きだったのに、あんたに盗られて、許せなかった」といわれたのです。

その子は私の彼のことをずっと前から好きだったようです。もちろん、それは知りませんでした。彼から告白してきたので、そんな恋愛事情があるなんて知りもしなかったのです。
「あんたなんて、この人にめちゃくちゃにされればいいんだわ」と言われて本当に寒気がしました。

ストーカー男よりも女の嫉妬の方が怖いとこのとき思いました。ですが、それを私の彼が聞いていて、彼が女の子とストーカーを捕まえてくれました。店長に彼氏が報告してくれて、店長が警察に報告をしてくれたので、とりあえずは大丈夫でしょう。その件はなんとかおさまりました。