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ヒトコワ

ゆーみんさんによるヒトコワにまつわる怖い話の投稿です

ストーカー被害にあった話
長編 2020/11/21 15:27 6,140view
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私は過去に身の毛もよだつ怖い経験をしたことがあります。その内容を紹介したいと思います。

あれは、就職して家を出て2年経った頃でした。
仕事から家に帰宅する道中で駅から徒歩で帰っていました。時間にしたら、だいたい5分ほどで着くのですが、そのときに、誰かにつけられているような気がしたのです。振り向いても誰もいないので、気のせいかなと思っていたのですが、1週間ほど続いていたのです。

会社の同僚に相談したら「怖いなら警察に相談しなよ」と言われていたのですが、はっきりと分かったわけではないので、相談してもきっと相手にされないだろうなと思っていたのです。ですが、あるとき事件が起きたのです。

会社に私宛に手紙がとどいていて、それを見たら「いつも見てるよ」と言う内容の手紙が届きました。私は上司に相談したのですが、あまり相手にされなかったのです。それからどんどん怖いことが起きていたのです。

私のスマホに電話がかかってきて、非通知だったのですが、取ったら男性の声で「今家に着いたよね、今日は早かったね」という内容でした。本当に怖くてどきどきしていたのですが、私は勇気を出して言い返しました。「誰ですか?」いつも後ろを着けていますよね。」と言ったら「気づいてた?意外と勘が鋭いんだね」と言われました。

「警察に連絡しますよ」といったら、「別にかまわないよ」と言われました。怖かったのですが、どうしようもなかったので、それからは、車で仕事場まで通勤をするようにしました。

それからしばらく何もなかったのであきらめたのかなと思ったときでした。
家のポストを見たら手紙が入っていました。
その内容を見ると「昨日、家に友達が来ていて僕のことを話していたね。僕のことを気にしてくれてうれしいよ」という内容の手紙でした。何で会話の内容が分かるのかすごく怖くなったのですが、絶対に盗聴器が着いているんだと言うことに気がつきました。

盗聴器が着いているということは、私の家に入ったことがある人なんだと思います。家に入ったことがある人はたくさんいるので、誰だかわかりません。私は友達が多い方なので、男友達を家に入れたことがありますし、男女混ざって家で飲み会をしたこともあります。たくさんの人を入れたことがあったので、誰だか検討もつきませんでした。

ですが、とりあえず、今すぐ引越しをすることも出来なかったのでそのままその部屋で生活をしていました。親も遠くにいるので、親元に行くこともできませんし、お金もあまりないので、引っ越すということも今のところは不可能でした。
それからしばらくの間また何事もなかったので、しばらくはストーカーのことを忘れていました。

それから3ヶ月ほど経ち何もなかったので、私は日常を取り戻し何もなかったように生活をしていたのです。ですが、あるときある事件が起きました。
私の部屋の下着が何着かなくなっていたのです。

最初は「なくしたのかな?」と思ったのですが、3着くらいなくなっていたのでやっぱりおかしいということになりました。ですが、私は部屋が2階に住んでいるため、下着は外に干していなかったのです。だから下着泥棒が取るということも出来ません。

おかしいと思いかけていたときでした。家に帰ってきたらメモが置かれていました。もちろん、私の家族ではありません。内容を見ると「下着がなくなっていることに気がついたかな」「僕がもらっているよ」という内容でした。

本当に怖くなって、警察に連絡をしました。同僚からも「絶対にやばいって、引越しなよ」と言われたので、引越しも考えてお金を貯めようと思いました。合鍵を作られているので、鍵は業者の人に取り替えてもらいました。それから部屋に入ってくることはなかったのですが、警察もあまり親身になってくれませんでした。

それから早く引っ越したい一身で仕事をして、夜も家にいたくなかったので、夜も内緒でアルバイトをして、お金を貯めていました。そして、家に監視カメラをつけて、私にストーカーしているのは誰なのかを自分で見つけることにしたのです。
警察は何かないと当てにならないし、自分で犯人を見つけよう、そう思ったのです。

それから怖いですが、そのまま仕事をしていました。
そうしたら、一人の男性が私に職場で会いにきてくれました。その男性は、昔仲良くしていた男性で私もその人に相談をしたり、仕事の愚痴を聞いてくれた男性でした。とても良い人だったので、私もついつい頼ってしまったのです。

ですが、半年くらいして、家庭の都合で仕事をやめることになったのです。私もすごく残念だったのですが、家庭の都合なら仕方がないので、その男性を見送りました。お別れ会も会社で開催したくらい、みんな彼のことをしたっていました。

その男性が久しぶりに私に会いに来てくれたのです。すごく懐かしくなって「久しぶりです。あれからどうしていましたか?」と聞いたら「違う会社で働いていて、元気」ということを聞いてすごく安心しました。私は彼に近くの公園に行こうと言われたので、場所を移動して、彼とゆっくりと話すことになりました。

仕事を辞めてからどうしていたのか、私の話や彼の話をお互いに話していました。彼はとても元気そうだったのでよかったです。
ですが、彼が「君は僕の気持ちにまったく気がついてくれなかったよね。本当に鈍感で困ったよ」と言いました。

私は何か失礼なことをしたのかと思い「ごめんなさい。もしかしたら、相談とかされるのイヤでしたか?」と聞いたら「そういうところがイヤなんだよ」と言われてさっきまでの雰囲気と違いました。私は声を出すことが出来なかったです。

そうしたら彼がいきなり私に覆いかぶさってきて口を塞がれました。怖くて声が出ずに、そのときにハッとしました。「もしかして、私に付きまとったり、部屋に入ったり・・」と震えて声が出なかったのですが、なんとか言いました。

「ようやく気がついたの?本当に鈍感だよね」と言われました。「でも、私の話を真剣に聞いてくれたし、友達だと思っていました。」と言ったら「君はね、でも僕は違ったよ。早く僕のモノにしたかったけど、まったく気が付かないから」と言われて震え上がりました。

「じゃあ、会社を辞めたのは・・」「一緒の会社だと、僕のことがバレるだろ」と言われたのです。「何とも思わない相手に相談なんて親身に聞くわけないだろ」と言われました。
彼はとても温和な性格で誰にでも優しくて怒ることすら想像が出来ないくらいの人でした。私だけでなく、会社の人もみんなそう思っていたと思います。後輩からも慕われていたし、信頼もされていました。

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コメント(1)
  • 信頼して相談していた人がストーカーだったなんてショックですよね。

    2023/04/30/19:59

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