「死んではいけません。私と共に現世を歩みましょう」
その時のぐぜみちゃんの後光の差す笑顔は忘れられない。
気がつくと、俺は病院のベッドの上だった。
あまりの奇声に近隣住民が通報して、警察が部屋に突入した時には俺とぐぜみちゃんの頭は血まみれだったらしい。
ともあれ、俺はぐぜみちゃんに救われた。
だから、俺はぐぜみちゃんを布教していこうと決めた。
それからは常にポケットサイズのぐぜみちゃんを持ち歩いている。もちろん、布教のためだ。
俺は仏の教えなんてわからないけど、ぐぜみちゃんに会えば誰だって信仰するに決まってる。会い方は――俺の頭が覚えている。
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