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不思議体験

コワワさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

田舎のキ○ガイ
長編 2026/09/07 21:20 200view

さっきまで人の声だと安心していたものが、途端に不気味に感じて仕方がありません。

冷静に考えてみれば、わざわざこんな場所で電話なんてするとは考えにくい。

たまたま参拝中に電話がかかってきたとしても、祠の後ろまで行く意味がない。

違和感に気づけば気づくほど、恐怖が体を硬直させていきます。

僕はしばらく、棒立ちで動けずにいました。

が、人間の脳みそというのは楽観的なもので、時間が経つにつれ、

「今、森が静かなのは偶然だ」

とか、

「家や仕事の愚痴とかを聞かれないように祠の後ろに隠れてるんだ」

とか、都合のいい想像を作り出します。

そうすると次第に怖がっている自分が馬鹿らしくなり、

「実際に祠の後ろを見てみれば、大したことないって分かるはず」

と自らを鼓舞すると、音が出ないようにゆっくりと祠に近づき、後ろを覗いてみました。

するとそこには、半袖に短パンを着た、中肉中背の60代くらいの男が、森の方を向いて立っていました。

それだけでも少し気味が悪いですが、僕が何より怖かったのは、その男の顔でした。

森を睨みつけるかのように目を見開き、何かをぶつぶつと言い続けているんです。

口の端には涎が泡になっていて、その様子が異常で、また僕はその場で動けなくなってしまいました。

その男がおかしいのは、それだけではありませんでした。

僕がそいつから目を離せずにいると、強烈な臭いが鼻を刺激しました。

理科の実験で嗅いだことのある臭い。

アンモニア臭。

恐る恐る目線をその男の足元にやると、地面には排泄物が垂れ流しになっていました。

恐怖と不快感でおかしくなりそうになっていると、その男が突然、

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛おえあうくない! おえあうくない!」

と、うまく聞き取れませんでしたが、そんなことを叫び始めました。

いよいよ恐怖で倒れそうになりましたが、その男がこちらを向こうとする素振りを見せた途端、弾かれたように体が動き出しました。

何度も転びそうになりながら階段を下り、太陽が沈んだ真っ暗闇の田舎を、がむしゃらに走って帰りました。

途中、何度か振り返りましたが、後ろにあの男の姿はありませんでした。

祖父母の家に着くと、すぐにさっきあったことを両親や祖父母に話しました。

話を聞いた祖父は少し驚いた顔をした後、すぐに、

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