これは、以前通っていたボルダリングジムで知り合った清水さん(仮名)と山下さん(仮名)から聞いた話だ。
二人は今でも付き合いのある友人同士で、定期的に会っているらしい。
今回の話に登場するのは、その二人を含めた大学時代の四人組だ。
ただし、話の都合上、残る二人はA君、B君と呼ばせてもらう。
事の始まりは、彼らが大学一年生だった頃に遡る。
その年の夏休み前。
四人で食堂に集まっていた時、A君が突然こう言い出した。
「夏と言えばキャンプだろ」
深い意味もない、いつもの思いつきだったらしい。
だが、その一言で話はまとまり、四人は夏休みにキャンプへ出掛けることになった。
清水さんは友人同士でキャンプをするのが初めてだった。
学校行事や町内会のイベントで経験したことはあったが、自分たちだけで計画し、遊びに行くのは初めてだったという。
だから当日をかなり楽しみにしていたそうだ。
そして迎えた夏休み。
四人は買い出しをし、川辺で遊び、バーベキューをした。
当時はまだ未成年だったが、昼間から酒まで飲んでいたらしい。
今なら叱られる話だが、その頃の彼らにとっては、それもまた大学生らしい思い出の一つだったのだろう。
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