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呪い・祟り

vortexさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

呪われた手鏡
短編 2026/07/26 05:34 60view

皆さんは、「呪われた物」を拾ったことがありますか?

これは、私が小学生の頃に実際に体験した、今でも忘れられない出来事です。

夏休み、父と姉と一緒に、茨城県の山奥にある親戚の古民家へ遊びに行きました。

そこは昼でも薄暗く、夜になると街灯は一つもありません。

風で木が揺れる音と、古い家がギシギシと軋む音だけが響く、とても不気味な場所でした。

親戚のサトシくんと裏庭の小屋で遊んでいると、埃だらけの古い箱を見つけました。

その中に入っていたのが、一枚の古びた手鏡です。

錆びた銀色の縁に、ひんやりと冷たい持ち手。

何となく気になって、鏡を拭いてみると、自分の顔がはっきり映りました。

でも…。

どこか違和感があるんです。

鏡に映る自分の目だけが、暗く沈んで見えました。

持ち手には何か文字が刻まれていましたが、汚れていて読めません。

「○み○い用…?」

誰かの持ち物だったんだろう。

そう思った私は、その鏡を家へ持ち帰ってしまいました。

家で水洗いすると、文字がはっきり浮かび上がりました。

そこには、

「恨み みれい用」

そう刻まれていたのです。

意味は分かりませんでした。

でも、その日の夜から異変が始まりました。

鏡を覗いていると、頬に小さな腫れを見つけました。

翌朝になると、それは黒い痣のように変わり、その中心から太く硬い毛が一本、生えていたのです。

怖くなった私は父に話し、急いで親戚の家へ戻りました。

親戚のおばあちゃんは、私の顔を見るなり何も言わず、三面鏡の前へ座らせました。

そして、小さな声で呪文のような言葉を唱え始めます。

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