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心霊

老ニャクにゃんにょさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

ラップの芯
短編 2026/07/23 22:35 61view

これは、昔住んでいた賃貸マンションで体験した話です。

築年数の古い二階の部屋でした。

住み始めて数日ほど経ったある夜、眠りにつこうとすると、どこからともなく妙な音が聞こえてきました。

「ふしゅー……ふしゅー……」

風の音とも違う。

エアコンでも換気扇でもない。

まるで誰かが、細い筒をくわえたまま呼吸しているような音でした。

最初は気のせいだと思っていました。

ですが、その音は毎晩のように聞こえてきます。

決まって深夜。

静まり返った部屋に、規則正しく響く「ふしゅー……ふしゅー……」。

気味は悪かったものの、生活に支障が出るほどではなく、そのうち慣れてしまいました。

ある日の昼間、近所の子どもがラップの芯を口にくわえて遊んでいました。

「もしもしー!」

筒を通したくぐもった声と、そのとき漏れた呼吸音。

「ふしゅー……ふしゅー……」

その瞬間、背筋がゾッとしました。

「ああ、この音だ。」

夜な夜な聞こえていた音と、まったく同じだったんです。

正体が分かった気がして、少し安心しました。

「誰かがいたずらでもしているのかな。」

そう思った、その日の夜でした。

いつもの時間になると、また音が聞こえ始めました。

「ふしゅー……ふしゅー……」

ですが、その日は違いました。

「ごひゅっ!!」

思わず体が固まりました。

「ごほっ!! ごぼっ!!」

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関連タグ: #声#深夜
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