母は真剣に聞いたあと、驚きもせず「そうなんだ」とあっさり話を閉じた。
ここからは俺の妄想だが、
祖母は時間の限られた中で、現世にいる将来行き詰まり気味の孫に会いに来て、一番伝わる形でメッセージを残していった。
「今からならなんにでもなれる、自分の成りたいようにナル」
そんな励ましを強調しようとしてあの言葉になったんだ、とそう解釈することにした。
それきり祖母らしき何かには会えていない。
だが、あの神棚からいつも見守ってくれているとそう信じている。
今は会社員として都会で一人暮らしをしながら無難に生計を立てており、たまにこの出来事を思い出しては生きるモチベを上げている。
ファンタジーで聞き飽きたような展開にオチも弱く、人に語る話としてはまるでつまらないだろうなと自覚しているが、
霊感の皆無な俺が実際に体験した唯一の怪現象エピソードとして大事に心にしまっている。
最後まで読んでくれた貴方が、祖母?の「なる」にどんな意味が込められているか聞いてみたい。
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