そして刀の話を聞くとこんな話をされる
あの刀はお社の初代神主を務めていた信仰心が強い男の私物を想いとしてあの場所に封印と共に捧げた物だったらしい
自身が信仰していた神が
邪神に生まれ変わり人様の命を奪っている事に
見るに堪えなかったんだろう
その刀がお前たちを導いたんだろうと境界師は話す
籠男は故に元は神だったが邪神に成り下がったと言うのが結論で、俺達はとんでもない厄介なものを世に放ってしまったと言う事を強く非難された。
ただなぜそんな籠を背負ったような格好だったのかは境界師も分からないと言うが
自身が信仰されていた時の人間の姿に近い物を具現化したのではないかと、信仰して貰っていた頃や人間に未練があるからその格好をしていたのでは無いかと話す
そして一通りの話を終え
俺たちは境界師の紹介で霊媒師に気休め程度のお祓いをして貰い
3日後に引越しをした
余談ですが山への不法侵入とかそういうのではパクられませんでした。警察からは厳重注意だけでした。
あれからAとYに連絡がしづらいまま
携帯が変わったりなんやりでAとYの連絡先が分からなくなってしまった
これ見てますか?
あれからもう随分な時間が経ったと思います。
メアドも電話番号もあの頃から変わってません
僕の連絡先残ってたら連絡下さい。
まだ行けてないKの墓参りにいきましょう
ただ遺体が見つかったって言う連絡は今も無いから
墓参りと言っていいのか分かりませんが
線香の1つでも上げに行きましょう
もうすっかりみんな大人ですね
あの頃がとても懐かしいと言えるくらいの年齢になりましたね
そうだ…あの時 境界師に言われた言葉を覚えてますか?
僕達には刀を使ってしまった代償がある事を。
それを精算しに行かなきゃいけないのは覚えてますか?
ここ最近あの時 境界師に言われてた通り、あの夢を何回も見るようになりました。正直怖いです。AもYもそうですか?

























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