私は翌々日まで学校を休みました。
しかし、親を心配させるわけにはいかないと、その次の日は学校に行きました。
Bを含めた例のグループは私を見るなり、
『おー!お前体調は大丈夫だったか?』
『珍しいな、お前が学校を休むなんて』
とごく普通に接してきたのが、本当に嫌でした。
全て私の夢だったのかと思いましたが、異様なLINEの履歴は変わらずそこにありました。
私は例のグループ、クラスメートたちから距離を置いて残りの高校二年生を過ごしました。
後になって、Bと同じ中学の友人から聞いたことですが、
Bの母親は、Bが中学生の頃に飛び降りをしたそうです。
いろいろな噂が当時中学校で出回っていたそうで、
彼女はBに電話を繋いで、すごく幸せそうに話しながら、遠くからBが直接見ている中で飛び降りたとか。
あるいは、Bに直接背中を押させたとか。
ただ確かなことは、彼女が飛び降りをして、生き残ってしまったこと。
現在は意識を保っているものの、寝たきりということだけだそうです。
私は高校について調べたものの、予想通り、誰かが飛び降りたなどの騒動は一切ありませんでした。
だから、私はあれはドッキリとか、よく分からないいじめとか、もしかしたら罠か、ともかくそういう類のことに謀られただけだったと思うんです。」
以上がAさんが私に語ってくれた内容です。
最後に、この話には個人情報の特定を防ぐため、また不明瞭な部分を補うためなどの理由で、さまざまな脚色、意図的な情報の省略やぼかしが多数含まれています。
その点をどうかご了承ください。
彼らのご冥福をお祈りします。


























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