街頭などない真っ暗な山の中には顔のない男が。
樹海では5体。
老若男女問わず、ニコニコと降りていく。
あなたは降りるタイミングを見失って、未だに降りられないでいる。
まだバスに乗っているあなたは、次第に、
とある”音”に気がつく。
その音はある時は祭囃子の音。
ある時は三味線の音。
ある時は子供の合唱。
ある時は鳴り止まない救急車の音。
ある時は時期外れの蝉の声。
ある時は異常なまでのカラスの叫び。
その音はバスの前方から聞こえてくる。
バス停に止まる度、音は遠ざかり、バスが走り続ける度、近くなる。
まるでバスが、その音を追いかけているかのように。
いつしかその音は、耳を塞いでもうるさいほど近くなる。追いついてしまったのだ。
あなたは見たくもないのに見てしまう。
その音を発している”物”を。
それは▉▉であったり、
▉▉▉の見た目をし、
常に笑顔を絶やさない案内役。
およそ10体以上は居る。
その頃にはバスの速度は落ちて、こちらを見つめる”それ”と並走していることに、嫌でも気がつくはずだ。
それを見たあなたは、降ろしてくれ、と、運転手に懇願するだろう。
運転手は相変わらずの笑顔で、一言も発さない。
あなたの声など聞こえないかのように。
“ソレ”と併走しているバスは目的地に着く。
目的地は地図には載っていない。
ある時は▉▉▉で、
またある時は▉▉▉▉▉で、
またまたある時は▉▉▉▉▉にバスは着く。
目的地がどこであろうと、そこには既に”何体か居る”
























隠していた文字は何ですか?
暗示にかかりやすいみたいだけど、「読まないで下さい」と言われたから、かえって好奇心をそそられちゃいました。