僕は佐々木にこう尋ねた。
「佐々木は彼女のどんなところが好きなの?」
「ん~~、そうだな色々とあるけど、一番は、、揺れているところかな」
そこからは、居酒屋で他愛もない話をして酔い潰れた佐々木を自宅まで送ることにした。
佐々木の自宅につくと、佐々木は千鳥足で寝室に向かい、徐にロープを首に巻き始めた。
やあ、久しぶりだね。
君はずいぶん佐々木を気に入ったみたいだね。
さて佐々木、僕は二人の邪魔をするつもりはないよ。
僕が連れてきたこの女はすっかり佐々木に夢中だ。
そうだ、佐々木にあげた御札はまだ持っているかな?
そうそう、これだ。佐々木に御札を渡したとき、裏面を見せてなかったね。
これは逆五芒星といってね、悪魔崇拝の象徴なんだ。
って、もう聞いてないね。
二人とも並んで揺れてるなんて、なんて素敵なカップルだろうか。
仕事のことは気にしないで大丈夫。
佐々木の仕事は俺が全部引き継いでおくよ。
二人とも、、、末永くお幸せにね。
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