不自然なお姫様
投稿者:呪いの家系 (3)
これは私が高校の時、悩まされた事です
私は普通高ではなかったのでよく、夜中までレポートを書いていました。
ひと段落ついて、寝ようと、ベッドに潜り込んだとたん、金縛りに合うのです。
枕元で、泣きながら、如何にも大和撫子のお姫様が泣きながら、実験レポートの入った学生鞄を指さすのです。
それは、毎回ではなく、不規則に現れます。
3回続けてだったり、パタッとこなくなったり。
寝不足で疲れているのかな?(当時私はお小遣いが無く、バイトをしていました)と、害はないので、ほっときました。
そんな事が続いた一年半、泣くお姫様が、出る時と出ない時の法則に気付きました。
レポートにミスがある時に出ていた事を。
家族に話しても笑われるだけで、相手にしてもらえませんでしたが、祖父だけは、心当たりがあったのか、ご先祖様の話を少ししてくれました。
祖父のご先祖様は、ある藩の藩主に仕えていたビンボ侍でも、藩主には絶対の信用を置いていだそうです。
だから私がレポートミスをした時、指摘してくれていたのではないか?と。
私は心の中で感謝と同時にテスト中出て答えを教えてくれる方が助かるな、と思いました。
そのお姫様は高校の3年間だけ現れ、その後は現れることはありませんでした。
留年などの心配をしてくれてたのかな?(うちはビンボ)と、ふと思い出しました。
不思議なのは泣いているお姫様の幽霊?はあまり怖くなかった事ですね。
お目汚し失礼しました
察するに、そのお姫様はさぞやお忙しかったことでしょう
いいなぁ、指摘して貰えるのって。
疲れてると憑かれるやろなぁ!
お後がよろしいようでf(^_^)