僕はその出来事を家族に報告し、きちんと供養などをしたほうがいいのではないかと
言いました。
それから僕は家族で一軒家に引っ越しました。
小学校高学年になり、父の実家に遊びに行くことも減り、五年生の春休み。
忘れもしません。その日は正月だったため父の実家で親戚が集まり、餅つきをしていました。
久しぶりに会ったいとこなどもいたため、みんなで泊まっていくことになりました。
その日の夕方なぜか気になった僕は一人である場所に向かっていました。
僕は納屋の前で足を止め、日本人形のケースをのぞき込みました。
そこに見えたのはなんと血だらけの人形だったのです。
赤黒い血が真っ白な肌ときれいな着物についた少女の人形。
ゴロンと転がり、ところどころに血が付いた赤子の人形。
僕はそのあと怖くてその人形のことを誰にも話していません。
なぜあの日僕は人形が気になったのでしょう。
もうしばらく父の実家にはいってないため、その人形がどうなったかはわかりません。
でも今よく考えてみると、その血は人形に染みて乾いたものではなく、ついたばかりの新しい血のように見えました。
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その人形も某○ャイルド・○レイの○ャッ○ーみたいに霊が宿って人を○したとか