山道を歩く女性

その後一台の車が目の前に止まり、運転手の方に事情を話し色々助けていただいて、
しばらくすると心配した友人も下ってきてくれました。

警官は「無茶な運転してたんでしょ？まあでも右側崖に落ちなくてよかったよ」と言ったので
右を見るとガードレールがありませんでした。

レッカーを待ってる間友人達と車を見回してると、
行きのコンビニで見た左ミラーの手形を思い出して
左ミラーを見てみると、不思議な事に手形は

綺麗に消えていました。

その後は友人の車で無事地元に帰り
レッカーされた車は全損で廃車になりました。

実はY峠で見た女性に見覚えありました。

僕は子どもの頃に家族には見えない遊び相手のお姉さんがいました。
いつの間にか現れては優しく話しかけてくれて、寝る時は窓の外から見守ってくれていました。

お姉さんはいつの間にか姿を現さなくなり

僕の記憶からもほとんど消えかかっていました。

事故の時現れたのは女性はそのお姉さんで、
左ミラーの白い手形も、パンクしていた左側をで指を差していたのも、危ないよと警告してくれてたのかなと僕は思っています。

実は今も見えないだけで側にいると
確信しています。

何故かと言うと、あの事故の後から1人で
お店に入るとお冷が2人分用意される事が
よくあるからです。