子供の頃の遊び歌
投稿者:ターャジス (7)
幼稚園ぐらいの頃の記憶ですが
何人かで手をつないで丸くなって真ん中に1人目隠しをして座った状態で周りの子が歌を歌いながら回る鬼ごっこのような遊びがはやっていました。
あーぶくたったーにえたったー
にえたかどうだかたべてみよ
むしゃむしゃむしゃ(このタイミングで真ん中の子をつついたりしました)
まだにえない
あーぶくたったーにえたったー
にえたかどうだかたべてみよ
むしゃむしゃむしゃ
もうにえた
とだなにしまって(真ん中の子の背中をみんなで触って離れる)
とんとんとん(真ん中の子が声をかける)
なんのおと?(周りの子が聞く)
かぜのおと(真ん中の子)
あーよかった(周りの子)
とんとんとん
なんのおと?
おばけのおとー!
真ん中の子の「おばけのおとー!」を合図に周りの子は逃げて真ん中の子に捕まった子が次の真ん中の役になるという遊びでした。
大人になってふと思ったことがあるんですよ。
なんで「おばけのおと」なんだろうって。
そういえば介護士をしてた頃、入居者さんが終戦の日が近くなると戦争の頃の話をしてくれたんですがある人が「食べるものがなくておじいさんが山で猿を捕ってきて煮て食べたことがあるけど煮てる間ずっと変な泡がブクブクしてたし人間を食べてるみたいで気味が悪かったけど生きるためだったからね…」と話してたのを思い出したんです。
あーぶくたったーにえたったー
にえたかどうだかたべてみよ
…まさか
ねぇ…?
「おばけのおと」じゃなくて「おばけのこえ」
今の子は知らないだろうが昔は「風の音」じゃなくて「風の声」と言った。
だからこのわらべ歌は「なんの声?」「風の声」「なんの声?」「お化けの声」だった。
「誰何」の時はそれが事象でも「誰か?」を問うので、トントントン、に対して「誰の(なんの)声?」と聞くのはおかしなことではない。
これNHKの子供番組で観てたけど子供心に「えぇ…」って思ってた。
はい、爺です。
ターャジスです。
読んでくださりありがとうございます。
「花いちもんめ」は子買いと子供を高く買ってもらえなかった親のやりとりだったりと小さい頃親しんでいた遊び歌も大人になって意味を知るとゾッとすることありますよね…
2ページ目の意味は?