見知らぬ男の子
投稿者:にわのもい (1)
15年ほど前の体験です。
その日は夜遅くまで自分の部屋で勉強をしていました。
ゴミを部屋のごみ箱に投げ入れようとしたのですが、外れてしまい、ごみはゴミ箱の外に落下。「あとで寝るときに捨て直せばいいや」と思いそのままにしていました。
しばらく経つとゴミ箱から”ガサッ”とビニール袋が動く音がしました。特に空調も使っておらず、変だな?と思い中を見ると、先ほど自分が捨てそびれたはずのゴミがゴミ箱の中に入っていたのです。
元々自分に霊感があったり、霊的体験をしていることから怪奇現象には慣れていたのでですが、とりあえずそのときは「こんばんは。ありがとう」と心の中で唱えておきました。
その日は、そのあと寝てしまいましたが、翌日からいくつかの不思議な現象が起こりました。
夜遅くに帰宅したときに、自分の行きたい場所、部屋の電気が勝手に事前に付いていたり、使おうと思っていたものがテーブルの上などに用意されていたのです。
何か害になることが起こることはなく、自分にとっては良く助かることばかりでした。
そのたびに心の中で「ありがとう」とつぶやいていました。
そのようなことが1か月ほど続いたある日、夢の中に見たこともない男の子が現れたのです。
彼の顔も背格好も見覚えもありません。ですが、すごく仲良く私と遊んでいる夢でした。
男の子は最後に私に笑いかけてきました。
それからというもの、不思議な現象は起こらなくなりました。もちろん夢の中に男の子は現れません。
お化けや霊は怖いものですが、挨拶をすれば悪いことをすることはないのかもしれない、と学んだ出来事でした。
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