大手術後の不思議体験
投稿者:希望スイッチ (2)
私は14歳の頃、18時間に及ぶ大きな手術を受けました。
手術が終わり、病室に移動する記憶はかすかにありましたが、話せる状態ではなかったです。
どのくらい時間が経過したのか記憶にありませんが、ベッドの周りに両親と親戚、看護師さんがいました。
すぐベッドから起き上がり「大丈夫!元気になったよ!」と周りにいた人たちに話しかけました。
誰も返答をしてくれませんでしたが、ただ1人「良かったね」と声をかけてくれ笑っているお婆さんがいました。しばらく会話し眠りにつきました。
翌朝両親にその話をすると、病室には母が1人いたと聞かされました。母が「昨日、亡くなった祖母に助けてほしいと仏壇でお願いをした」と話してくれました。笑って話してくれたお婆さんは亡くなった祖母だったんだ、話に来てくれたんだと2人で話しました。
その後時は過ぎ、私が22歳になり結婚し、娘を授かり実家に帰省した夜、布団に入り休んでいると、娘が寝ているところが明るくなり目を覚ますと、亡くなった祖母がいました。祖母は娘の頭をなでながら「可愛いね、元気に大きくなるんだよ」と病気になる前の元気な姿で笑っていました。
その光景を見た私は、祖母と再会した喜びとともに、祖母が生前、私が成人して子供ができたら、そのひ孫の子守をする事が夢なんだと話していたと両親から聞いた事を思い出し、娘に会いに来てくれたんだと、布団にもぐり1人涙しました。
その後、小学生になった娘と一緒に古いアルバムを見ていた時のことです。「このおばあちゃん知ってる」と娘が言うのです。私は「会ったことがないのに、なぜ知っているの?」と聞くと、娘は「私が小さいとき、寝ていると頭をなでてくれた」と話すのです。
私は娘に「そっか。お父さんもおばあちゃんに会いたかったな」と娘に伝えました。
私は不思議な体験をしました。私と家族を見守っていてくれた祖母に感謝しかありません。いつかまた再会できた時にたくさん話ができる様、頑張っていけたらと思います。
ええ話や~
優しい お父さんになったんだと感動