私は都内で働いているのだが、8月のお盆にあわせて九州の実家に帰省した。
お墓まいり当日、車で墓地まで移動。父親のお墓はとても田舎にあり、霊園とはほど遠い20〜30くらいある墓地集落のような感じだった。
久しぶりだったので少し迷いながらもお墓がある場所に到着。
案の定お墓はかなり汚れており、草木も墓にかかって少しかわいそうな状態だった。
簡易的な道具で綺麗にしお墓まいりが終了。
でもこんな長いあいだ放置しておいてバチがあたるんじゃないかと、一緒に来てた兄に言うと。
兄が恐ろしい話をしはじめた。
丁度、父親のとなりの墓は知り合いだったのだが、その知り合いのお墓は綺麗にするため墓地の周りをコンクリートで埋めて綺麗にしたそうだ。
確かにうちとは違い、綺麗に整備されている。これだとご先祖様も喜んでるだろうと…
それから時が過ぎ、その知り合いの家で不幸があり、それも連続してありとあらゆる不幸が訪れたそうだ。
子供は交通事故で他界、勤めていた会社も運悪く倒産。最後には本人もガンの病にみまわれ最悪な状態に。
あまりにも不幸が続くので、ある占い師に相談。
占い師がボソっと「ここ数年で先祖の墓地に何かしましたか？」と聞いてきた。
やったことといえば、思い当たるのは墓地近辺の整備だけだ。
そのことを占い師にいうと…「それだ！」「すぐに墓地にいって整備した周辺を調べなさい！」といわれ
その知り合いは、すぐにお墓に行って、管理している自治会長のもとへ相談にいった。
するとすぐに原因がわかった。
なんとコンクリートで敷き詰めた下に無縁仏ががあることがわかった。
その知り合いはその瞬間に激しい後悔をし「なんてことをしてしまったんだと」
その後、再度工事をしコンクリートを壊し元と状態に戻した。
するとその後は安定した日々をおくることができたそうだ。
コンクリートの下に無縁仏があると知らなかったといえど、こんな罰当たりなことをすると不幸が訪れる。
不幸が起きてからじゃ遅いからな…
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