振り返ると誰もいない
投稿者:miro (6)
短編
2022/08/18
07:50
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深夜帰りが遅くなった日がありました。
地元でも有名なトンネルがあり、そこは深夜通ると車が走ってないのに車の音が聞こえてきたり、足音が聞こえてきたり、猫の幽霊が歩いているのが見えたりと噂が耐えなかったのです。
深夜通るのをいつもは避けていたのですが、眠かったのもあり遠回りするのが嫌で、そのトンネルを通って帰りました。
そのトンネルをくぐるとき、私の肩をトントンと叩くのを感じました。
車には誰も乗っていないし、私だけなので私以外に居るはずがないし気のせいかなって思い運転を続けていました。
すると、後ろから子供の笑い声が聞こえてきて、振り返るのが怖くなり、ミラーで後ろを見てみました。
もちろん誰も乗ってないし、誰もいないんです。私は怖くて早くお家に帰りたくて、急いで帰りました。
家に帰るまでにも、ドアをトントンと叩く音が聞こえてきたり、いきなりキーンっていうモスキートみたいな音も聞こえてきたり、オーディオの音楽が止まったりと、不思議な現象が起こって、やっぱりあのトンネル通らなきゃよかったと後悔しました。
家について塩をまいてその日は精神的に疲れているのに全然眠れませんでした。
その事があってから私はそのトンネルを通るのが怖くなりそれっきり近づいていないです。
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