奇妙な光景
投稿者:小秋 (4)
短編
2022/08/10
07:56
745view
私が保育園の時、寝ている時に突然金縛りになりました。怖くて母親や姉たちの名前を呼んでいるのに母親たちは全く目を覚ますことはありませんでした。
私の身体は全く動かずに首から上だけが動かせることが出来ました。
ふと枕元を見ると白い水着を着た髪の毛の長い女性が髪の毛だけ濡れた状態で立っていました。
怖くなった私は目を瞑ることしか出来ませんでした。
そのまま気づいたら朝を迎え身体も動かせるようになっていてその女性は居なくなっていました。
私は母親たちになぜ名前を呼んだのに起きてくれなかったのかと尋ねたところ、母親も姉たちも私がそんな事になっているとは全く気づかなかったと言っていました。
多分私は叫んでいるつもりでも声は全くでていなかったようです。
その水着の女性が現れた翌日の夜は足元にスーツ姿の男性があるはずも無い机の前に2人立っていました。
2人の男性のうち1人は包丁を持っていました。
その包丁を私に向けてきました。
その時も母親たちの事を呼ぶも反応はなく、私は怖さのあまりに泣いていました。
朝を迎え男性たちが立っていた場所を見ると、男性たちは消えており机だけが私には見えました。姉たちに「あそこにまだ机がある!」と言いましたが姉たちには見えず、私だけにその机が見えてたようです。その机も気づいたら消えてしまっていました。
大昔の話なんですが、夢ではないと今も思っているし未だにあの怖さは忘れられません。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 4票
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。