寝ている横に何かがいる
投稿者:シトロエン (1)
中学3年生の頃の話です。
その頃毎日受験勉強をしていたので、夜中に眠ることが多かったんです。
その日も時計を見ると2時だったので、もう寝ようとすぐそばのベッドに横になりました。
季節は冬だったので、首あたりまですっぽりと布団をかぶって寝ていました。
何度か夢を見たんです。
1回目はサッカーをしている夢で、自分の顔面にボールが当たって”痛い”って思った時に目が覚めました。目覚めた時は、身震いする寒さでもう一度布団をしっかり首までかけてまた寝ました。
次も夢の中で、痛い思いをして目が覚めました。(夢の内容は覚えていません)
その日に限って何度も目が覚めるのです。
なんで?って思いながら、また寝ようとすると今度はすごい寒気がするんです。布団は首までしっかりかぶっているのに、背中がスースーして寒くて「なんでこんなに寒いのかな?」って思って丸まっていました。
異様な寒さに何か違和感がありました。
私はもともと霊感はないんですが、なんかいるんじゃないかと気配を感じました。
そうすると急に首までかぶっていた布団が”バサッ”とめくれ、”バサッ”と元に戻ったんです。イメージで言うと、誰かが布団の中にいて布団から出る時にめくるような感じです。実際は見てないんですが、布団が”バサッッ”となった感じが伝わってきました。
私が住んでいるのは団地の4階で部屋のベッドは大きめの窓に面して置いていました。私は窓を背に寝ていたので、家族が入ってくるとすぐわかるし、跨いでベッドに入ってくるようなこともなかったんです。
何かがいる気配は感じました。金縛りはなかったです。ただただ怖くて目を開ける勇気がなく、ずっと目を閉じて手を握って”神様助けてください”ってお願いすることしか出来ませんでした。
しばらくすると、寒気もなくなりそのまま眠ってしまっていました。
その後しばらくしておじいちゃんが亡くなったので、あれはおじいちゃんだったのかなとも考えましたが、結局なんだったんだろうと今だに思います。
こんな体験をしたのは、後にも先にもこの時だけでした。
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