それっきりだ。
そこで夢は覚めた。
なんとか夢は覚めてくれた。
首の後ろに手を当てる。なんともなってはいない。ただびっしょりと寝汗をかいているだけだ。
それから、私はその村を離れた。せっかく引っ越してきた村だったが、万が一でも夢の続きを見てしまったらと思うと恐ろしい。
村を離れてからはあの夢は見なくなった。
夢の中で首を切られていたら、私はどうなっていたのか。今でもその夢を思い出すと背筋が凍る。
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