空に浮かぶ銀河鉄道

あれは何十年も前の出来事ですが今でも鮮明に当時の事を覚えています。

夜、20時頃だったと思います。

夕飯のお裾分けを持って母と歩いて10分もしない親戚の家へ行く途中のことでした。

行く途中で空を見上げると電車のような例えれば銀河鉄道そのもので窓もついた物体が空に止まっていました。

一瞬は夢なのか見間違いなのかと目を擦りもう一度見てみました。

夢ではなく現実でした。

窓を数えてみると8つありその窓は宝石のようなキラキラした光沢のある明かりがついていました。

そしてオレンジ色の煙をもくもくと出していました。

その煙もこの世では見た事のないとても美しい光沢のある煙でした。

私は母に空を見て！としつこく言ってやっと見上げてくれました。

母も驚いてあれは何だろ！？と2人で暫く見上げたままでした。

間にして10分くらいは見上げていたと思いますが一瞬にして消えていなくなりました。

家に帰ってテレビをつけたらニュースで私達が先程見た銀河鉄道のような物が映っていて大騒ぎです。

人工衛星だと言っていましたが人工衛星に窓はついているのだろうか？と大人になった今も不思議に思います。

あれはUFOだったのではないかと思うのですが当時は今のようにカメラ付き携帯もなかったので写せなかったのが残念でなりません。