306号室
投稿者:もな (5)
短編
2022/05/25
19:30
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小学2年の、まだ父が家にいる時代のことでした。
母は、祖母の店を手伝っていたので
同じマンションには居ましたが
家には居ませんでした。
私が、父と家に居ると
風呂場の方から
くしゃみをする声が 聞こえました。
私「え?パパ?誰もいないよね?」
父「お前(母)いるのか?」
もちろん、誰も居ません。
すると、
ガタガタという
音が 風呂場からするようになりました。
私は、もう 部屋に居れなくなり
1階の 祖母と母が居る店まで逃げていきました。
後から知った話ですが
その マンションは、
夜逃げや 首吊りが多かったと聞きました。
因みに、祖母は
店が経営難になり、その後
鬱で 首吊り自殺してしまいましたが
それはまた別のお話…
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