子供の時から霊感の強い子供でした。
家の中に小さな子供がいて、良くその子供と遊んでいた記憶がありました。
大人にその話をすると、最初は気味悪がっていましたが、父方の叔母さんがその話を聞いて「そうか、貴女には見えるのね。私も子供の時にはその子が見えたのよ。でもだんだん大きくなって見えなくなってきたけれども・・・」「あんまり、その話は人には話さない方がよいのよ」という風に言ってくれました。
叔母より私の霊感は強いらしく、その子は私が大人になってからもずっと現れました。
どうやら私は波長が合ったようで、色々とアドバイスしてくれる存在になりました。
私が高校生の時に、地元の大学に進むか東京に出るかとの時も彼女のアドバイスで東京に出ました。多くは彼女は語りません。「東京の方がいいよ」というだけです。それに従うことで大学生活は上手くいった気がしています。
スキー旅行に行くときにその話をしたら「行かない方がよい」といつになく強く反対をしました。ただ涙目で彼女が止めるので、やむなくキャンセるて参加しませんでした。するとスキーに参加したメンバーで食中毒が発生したのでした。
そんなことがしばしばあるので、迷ったら私は彼女に相談するようになっていきました。東京で就職して仲が良くなった男性がいます。
その男性と付き合いが深くなり、彼のことが好きで好きで仕方なくなってしまいました。
ある日、またあの女の子が現れて「彼と付き合っているのはよくない」ということをさりげなく言いました。ただ私は彼のことを愛していたので「わかったよ、離れるようにしてみる」といったものの、彼とはその後も付き合いが続けていました。
幕切れはあっけなく訪れたのでした。いつも車で私を迎えに来てくれる彼が約束の時間になっても現れません。
どうしたのかなあと思っていましたが、結局待ちぼうけを食らってしまい、家に帰ってテレビを見ていました。
そこに突然電話がかかってきました。彼の友達で私とも親しい男性からでした。
私に待ちぼうけを食わせた彼は、大型トラックに横から追突されて、即死だったという悲報を伝えるものでした。
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