娘よりも孫だった祖父
投稿者:YUCHI (9)
私には霊感が全くと言っていいほどありません。
でも、不思議な体験をしたことはあります。
私は大の“おじいちゃんっ子”で、子供の頃からずっと祖父にはとても可愛がってもらっていました。
そんな祖父が癌を患い入院をしました。
それは祖父が入院中の時のことでした。当時私は一人暮らしをしていました。
その日は特に祖父の病状が急変したとか、悪化したとかいう話もなかったのですが、
夜、寝ようと布団に入ると何故かものすごい胸騒ぎがして心臓がドキドキしてきたのです。
なんでなのか分かりませんが「恐怖感」と「不安」に苛まれ眠れなくなりました。
その時、ふと部屋のドアの方を見ると、暗がりにぼんやりと白い人影のようなものが見えた気がしました。
後ろを向いてうつむいているように見えました。
私は瞬時に「おじいちゃん、、?なんでここに居るの?」と、思いました。
怖くなり部屋の電気を付けました。もう人影は消えていました。
時計を見ると、夜中の2時過ぎくらいでした。それから一睡もできず、そのまま夜が明けました。
そして朝、母親から着信がありました。その瞬間、私は「あ、訃報だ」と察しました。
母親は「夜中の2時頃、おじいちゃんが亡くなったのよ」と言いました。
夜中の2時、、ちょうど私が部屋で人影を見た時間です。私は母親に言いました。
「やっぱり。実はね、おじいちゃん、私に会いに来たみたいだよ、、別れの挨拶だったのかな。」
母親は「娘の私のところに来ないで孫のところに行ったのね」なんて皮肉交じりに呟いていましたが、、。
霊感がなくても「虫の知らせ」というのはあるんだなと実感した出来事でした。
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