【創作恐怖】【2人からの着信の理由】
投稿者:優 (3)
短編
2022/04/17
06:00
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夜の9時すぎ、バイトから帰って疲れて寝ていると電話が鳴った。友達の健一からだ。履歴を確認すると不在着信6件、「何かあったのかな?」そう思った俺は慌てて電話をする。出ない。数分後、また携帯が鳴る。「もしもし?今話せる?」今度は彼女の穂香からだ。俺は一旦、友達の事は放っておいて彼女と話をしていた。彼女は今日は女友達と遊園地に行って今頃は食事会をしているらしく俺が聞く「遊園地楽しかった?」あれ?応答がない…「実は私、今…」切羽詰まった様子で彼女が話す。(その近くで馴染みのある声と鳥の鳴き声が聞こえる)すると、電話が途切れた。不安なまま明け方を迎え、ネットニュースを見ていると、朝の6時にとある場所の写真がニュースの三番目に載っていた。「え?」俺はそれを見て目を疑った。「いいニュースなら良かったのにな….そこから落ちたんだね」
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