ホームレス
投稿者:しおたん (2)
小学四年生の頃に全校生徒に近所のガレージにホームレスが住みついているので、近寄らないようにと通達がありました。
学校から家への帰り道なので、当然見に行こうという話しになり、学校を終えてすぐに現場に友達数人で向かいました。
そのガレージというのは、コンクリートでできた車一台分止めれるぐらいの大きさで、誰も使用しておらず、半分ほど固めの砂で埋められていて誰も気にしていなかった元ガレージです。
現場に着くと誰が入るかという話しになり、ジャンケンで負けた人が先に様子を見ることになりました。
ジャンケンで負けたのは友達のA君でした。
入り口から奥は真っ暗で何も見えないので入るのに戸惑いながらもA君は恐る恐る中に入っていくと、誰もいてないと言って帰って来ました。
誰もいないなら怖くないと私も入ってみました。
中に入ると、雑誌、食べかけのお菓子、食べた後の弁当のゴミなど、確かに誰かが住んでいた形跡はあったものの、誰もいないので
「つまらんなぁ、もう逃げたんやろな」
って事でその日は家に帰りました。
次の日、またのぞいてみようと思い、私はここにはもうホームレスは帰って来ないと思っていたので行ってくると余裕をもってガレージに向かいました。
ガレージの手前でやはり真っ暗で少し不安になり、少し小さな声で
「誰かいますかぁ?」
返事はありません。
「誰かおる?いてる?」
返事はありません。
大きな声で
「誰もおらんのかぁ!!」
と言った時です。
「おるわぁ!!!」
と大きな声で怒鳴られました。
その瞬間大きな男の人とバッチリ目が合ってダッシュで逃げました。
いないと思ってて、いた時は心臓が止まるかと思いました。
その後、ダッシュで逃げたのが恥ずかしくなり、私は脅かされた復讐だと言って、ガレージに拳ほどの石を何個も投げ込みました。
早い段階で
「痛ぇー!」と声がして、大きな男が頭から血を流し出てきました。
その瞬間また目が合い怖くなった私達は本気で逃げました。
それからそこには近づかないように過ごして、いつの間にかもうそんな事も忘れてました。
時は過ぎ私が23歳になった時です、会社から仕事終えて駅に着いた時です。
ゴミ箱を漁ってペットボトルを取り出し、少し残ったコーヒーを飲んでいる男がいました。
うわっ気持ち悪いと思ったその時です。
クソガキですね。
そうですね。クソガキでしたね。
投稿主自身がヒトコワの話ですね
まあ子供の頃なので、あと皆を怖がらせる悪がいると思っていたので、私は悪を退治するヒーローのようなつもりでした。子供ってそんなもんですよ。
子供ってそんなもんですよ。…いやいや、他所様に石投げて怪我させる、そんな子供ばかりじゃないだろ
他所様って、知識のない子供が学校の先生からの通達で危ない人が住みついていると言われれば、それは悪でしかないんよ。大学生くらいの熊男みたいな人だったので、子供からすれば悪人です。もう書きませんので、気にしないで下さい。もっと悪い事たくさんしてたので、感覚が狂ってるんだと思います。
小学生だって、人に石投げれば程度によるけど、どうなるかなんてわかりそうな物だけどね