女の団結力は本当に恐ろしい
投稿者:艶 (1)
他愛もない話をしていたら休み時間が終わった。
それから授業を2限受け、学校が終わった。
私はいつも同じクラスの琴音と一緒に帰っているのだが、この日琴音は体調不良で休みだったので1人で帰った。
学校から最寄りのバス停まで徒歩10分程。
1人だったこともありイヤホンで音楽を聴きながらバス停に向かった。
「よっ!」
大きな声と同時に肩を叩かれ、振り返るとそこには大樹君が居た。
急いで片耳のイヤホンを外して「どうしたの?」と私は声をかけた。
大樹「どうしたのじゃないよ!今日は一緒に帰る約束してたじゃん(笑)」
私「断ったじゃん(笑)」
大樹「あれって断ってたの?(笑)」
私「誰がどう聞いてもあれは断ってたよ(笑)」
大樹「まあいいやバス停まで一緒に帰ろ!」
そう言われてバス停まで一緒に帰ることになった。
私「そういえば梓は?」
大樹「雪乃ちゃんと遊ぶことになったらしく今日は一緒に帰らないってさ」
私「そうだったんだ。1人で帰るなんて寂しいね(笑)」
大樹「千夏ちゃんが居るから1人ではないけどね(笑)」
私「そういう意味の1人じゃないよ(笑)」
こんな会話をしていたらバス停に着いた。
私と大樹君は住んでいる地域が真逆のためバス乗り場は反対。
なのになぜか大樹君は私が乗る方のバス停に立っている、
私「あれ?大樹君あっちのバス停だよね?」
大樹「うん、まあいいじゃん(笑)」
私「こっち方面に用事があるの?」
大樹「用事はないけど気分かな(笑)」
私「そっか」
私は特に気にせずバスがくるのを待った。
それから5分程が経ちバスが来た。
私「大樹君本当にこのバスに乗るの?」
大樹「そうだよ」
全学年女子って200人ぐらいかな?
ラインブロック世代だから50人ぐらいかな。
首謀者は梓でチクったのは誰だろ?