自称「福の神」
投稿者:武庫 (6)
大阪のとある雑貨店でアルバイトしていた時の話です。
その雑貨店は一応人通りの多い商店街にはありますが、店自体が狭いこと(10人も入れば身動き取り辛いです)もあってあまり賑うような店ではなく、一日の売り上げも平均で平日10万前後、土日祝でもぜいぜい倍といった感じでした。
私は平日のシフトだったのですが、休憩に出た同僚と交代でいつものように「暇だなあ」と思っていると一人の「ごく普通の中年女性」といった雰囲気のお客さんが入ってきました。
特に声をかける事もなく店番をしていた私にそのお客さんは突然話しかけてきました。
「わたしな、福の神やねん。わたしが来たお店は絶対繁盛すんねんで」
正直「え?この人は一体何をいってるんだろう・・」と戸惑いましたが、変に機嫌を損ねてトラブルになるのも嫌だったので特に口を挟むこともなく微笑む自称「福の神」と一対一で対峙するしかありませんでした。
が、「この時間が続いたら辛いな・・」と思いはじめた矢先、急にお客さんが突然入り始め、ただでさえ狭い店は一杯になり「一体何が起きたんだ?」とパニックになりました。
慌しいながらも何とか接客を終えた時、いつのまにか自称「福の神」がいなくなっていた事に気づきました。
とりあえず「これで少し落ち着いたかな」と思った矢先、またお客さんが入り始め・・
結局その日は平日にも関わらず40万弱の売り上げがあり自分でも驚きました。
閉店後、同僚も「今日は平日なのに何故か忙しかった・・」と振り返りましたが、さすがに「福の神が来たから」とは言えませんでした。
「単なる偶然」かもしれませんが、その自称「福の神」が何かのきっかけになってその日のお客さんが増えたのは紛れもなく自分自身が体験したことなので今でも鮮明に記憶に残っています。
継続はしなかったのですね?
120000000円ぐらいですね。
かーちゃんこれだわ
かーちゃんがガラガラの店に入るとめちゃくちゃ混み出す
人気の少ないお土産屋とかランチ時外した店とかでもそう
他の人と行ってもそうはならない