雄別炭鉱
投稿された怖い話の中から雄別炭鉱にまつわる怖い話を一覧で表示しています。
北海道最強の心霊スポットとも言われ、全国的にも有名な心霊スポット「雄別炭鉱」。
いったい雄別炭鉱にはどのような恐怖が眠っているのでしょうか。
雄別炭鉱の新着怖い話
北海道釧路市の有名心霊スポット「雄別炭鉱」
北海道釧路市の心霊スポット「雄別炭鉱」。
心霊好きなら一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
病院の廃墟や煙突にまつわる噂など、北海道のみならず全国的にも有名な雄別炭鉱は、多くのテレビの心霊番組やYouTubeでも取り上げられています。
そんな雄別炭鉱は、どのよな歴史があり有名な心霊スポットになったのか、そしてどのような心霊現象や噂があるのかを紹介していきたいと思います。
雄別炭鉱とは
雄別炭鉱(ゆうべつたんこう)は、北海道釧路市(旧阿寒町)に存在した炭鉱です。
1919年(大正8年)に北海炭礦鉄道株式会社が創業し、 翌年の1920年(大正9年)、鉄道の敷設と炭鉱の開発が開始されました。
1924年(大正13年)には三菱鉱業(現在の三菱マテリアル)が買収し、以降は三菱財閥系の炭鉱として存続しました。
1964年には最大出炭量を記録するものの、エネルギー革命の波もある中、1969年に起きた茂尻鉱坑内爆発事故をきっかけに出炭を中止、1970年2月に雄別炭鉱は閉山に追い込まれることとなりました。
閉山のため解雇された作業員3737人の中の多くの人は炭鉱の仕事をあきらめ、待遇の良い関東地方などの職場へと移ったようです。
雄別地区には15,000人程度が生活していたと言われているので、比較的大きな町が存在していたのかもしれません。
雄別炭鉱の閉山から現在
1970年、突然の閉山に伴い、築1年も経過していない公立学校の校舎や公民館などの施設はそのまま放棄されることとなりました。
また、15,000人近くいた人々も全員が近隣の釧路市などへ移転を強いられ、結果的に雄別炭鉱周辺は閉山後数年で無人の町、まさにゴーストタウンと化したのです。
町そのものが巨大な廃墟となってしまったのですね。
雄別炭鉱では死亡事故が相次いだ
おそらく、これが雄別炭鉱が北海道最恐の心霊スポットと呼ばれるようになった最大の原因ではないでしょうか。
雄別炭鉱では、度重なる事故により多くの作業員が亡くなっているのです。
事故の歴史をまとめると下記のようになります。
・1933年(昭和8年)2月1日 – ガス爆発事故が発生し、5人が死亡。
・1935年(昭和10年)11月1日 – 死者95名を出すガス爆発事故発生。
・1955年(昭和30年)11月1日 – 死者60名負傷者17名を出すガス爆発事故発生。
・1967年(昭和42年)6月30日 – 落盤事故で6人が死亡。
・1968年(昭和43年)5月9日 – 崩落事故で4人が死亡。
・1969年(昭和44年)4月2日 – 死者19名負傷者24名を出すガス爆発事故発生。
確認が取れただけでも200名近い作業員の方が亡くなっているようです。
炭鉱での作業は危険と隣り合わせということがよくわかりますね。
北海道最恐と言われる「雄別炭鉱」で起こる心霊現象
多くの作業員の方が亡くなった過去があり、北海道でも最恐と言われる雄別炭鉱では、どのような心霊現象や噂が報告されているのでしょうか。
ここからは実際に雄別炭鉱で起きたと言われる心霊現象や、囁かれる怖い噂などを紹介していきます。
雄別炭鉱の病院の廃墟にまつわる怖い噂
雄別地区には、当時1万人以上が生活していたこともあり、多くの建物のが残されています。
そんな廃墟群の中でも最も有名かつ、心霊現象が多いと言われているのが、病院の廃墟ではないでしょうか。
炭鉱という場所柄、怪我などが多かったためか、町の規模にしては比較的豪華な病院だったようです。
テレビの心霊番組やYouTubeでも病院の廃墟に潜入しているものが多く見られますが、具体的にはこの病院ではどのような心霊現象が報告されているのでしょうか。
・霊安室が見つからない
これはあるテレビの心霊番組で検証された出来事で、病院の地下にあるはずの霊安室や手術室がどうしても見つからない…という噂です。
同じ場所をぐるぐると廻ってしまい一向にたどり着かないとのことなのですが、そもそも病院の地下に霊安室や手術室が存在しないという情報もあり……真相は謎です。
・病院の物を持ち帰ると電話が来る
肝試しで病院に訪れた際、カルテなどの物を持ち帰ると、後で携帯電話に着信があり、出てみると「返せ…」と言われる噂です。
これは他の心霊スポットの廃病院にも同じような噂がありますね。
他の廃病院はわかりませんが、雄別炭鉱の病院の廃墟には恐らく持って帰るようなものは残っていないのではないでしょうか。
・病院内で白髪になる
肝試しで病院を訪れると白髪になっていた、という噂です。
この噂には「肝試しをしていたらいつの間にか白髪になっていた」「トイレに置き去りにされた女性が見つかった時には白髪になっていた」などいくつかのパターンが存在します。
これも全国に同じような話が伝わる都市伝説的な噂でしょうか。
・黒い壁の噂
雄別炭鉱の病院には、昼間に訪れたのになぜか暗く、黒い壁にぶつかり前に進めなくなったという体験談があるようです。
その際、カメラのフラッシュを焚いて明るくしようとするも、フラッシュが焚かれずカメラも壊れてしまうといったエピソードも存在しています。
雄別炭鉱の煙突にまつわる噂
雄別炭鉱で病院の廃墟の次に有名なのが、この煙突ではないでしょうか。
雄別炭鉱の目印ともなっている煙突ですが、やはりこの煙突にも心霊スポット特有の恐ろしい噂が存在しています。
・煙突が逆さまに見えると帰れなくなる
雄別炭鉱の大きな煙突が逆さまに見えると、雄別地区から出られなくなる、帰宅できなくなるという噂が囁かれています。
・煙突の上から笑顔で手を振る少年の噂
大きな煙突の頂上に少年が立っており、笑いながら手を降っているという噂です。
手を振り返すと死ぬ…なんて噂もあるようですが、真相は如何に…。
病院や煙突以外でも報告される多数の心霊現象
雄別炭鉱で有名なのは、これまでに紹介した病院の廃墟や煙突に関する噂ですが、北海道最恐心霊スポットとの呼び声も高い雄別炭鉱には、それ以外にも多くの心霊現象が報告されています。
・車で通ると車体に血のようなものが付く
・炭鉱の事故で亡くなった作業員が現れる、うめき声が聞こ終える
・女性の霊よって崖に引き寄せられ落下しそうになる
などが代表的なものとなりますが、雄別炭鉱では他にも多くの心霊現象が報告されているようです。
霊以外の危険も存在する雄別炭鉱周辺
もう一つ、忘れてはならないのが、雄別炭鉱周辺はヒグマと遭遇する危険性がある場所だということです。
北海道の方は口を揃えて「幽霊よりもヒグマのほうが怖い」と言うほど、ヒグマは危険な存在です。
雄別炭鉱だけではありませんが、北海道でヒグマと遭遇する危険がある場所ではしっかりと対策をしておいたほうが良さそうです。
様々な危険が待ち受ける北海道最恐心霊スポット「雄別炭鉱」
かつて事故により多くの方が亡くなり、その後ゴーストタウンと化した雄別炭鉱には今も成仏できていない幽霊が彷徨っているのかもしれません。
また、長い年月の経過により、廃墟の数々も朽ち果てていて物理的にも危険な場所が多いので、肝試し等には訪れないようにしたいものです。