ナニカに憑かれた叔父さんの話
投稿者:苺苺 (3)
母の弟、叔父が結婚前に体験した話です。
叔父が結婚する前にお盆休みに合わせて奥さんの生家へ挨拶に行きました。
その日は奥さんの祖父母の家に行き、仏壇に手を合わせ、たくさん飲み食いして楽しく過ごしたそうです。
そのまま祖父母宅に泊まったんだそうですが、夜中(といっても夜中0時前後です)先に寝た叔父の様子を奥さんが見に行くと布団で寝ていたはずの叔父の姿がありません。
奥さんは弟夫婦を呼びに行きました。
叔父にとっては初めて来た場所だし、夜中に一人で出歩くなんてあるのか…とみんなが考えていたところ、
突然叔父が「ピョーン!」とジャンプしながら窓を飛び超えて部屋に入ってきたそうです。
その部屋は1階の和室で、窓は2m近い高さにある部屋でした。
ちなみに叔父は身長180cm以上あるのですが、それでも窓に手を付かずジャンプしながら窓を飛び越えるのは少し無理があります。
しかも、叔父は部屋に入ってきて皆の問いかけには一切答えず布団に入ってすぐ寝入ってしまったそうです。
翌朝、奥さんが確認したところ叔父は何も覚えておらず…。
不思議なことに外から帰ってきたはずの叔父は靴はもちろん、靴下も履いていなかったのに部屋や叔父の足裏は全く汚れていなかったそうです。
その日、前日に行かなかったお墓参りに行ったそうなのですが、叔父は「ここに来たことがある気がする…」と思ったそうです。
奥さんの家系は楽しく飲み食いするのが大好きなので、結婚相手の叔父が挨拶に来なかったことにご先祖様たちが怒ったのでは?と思いますが、実際その様子を見ていた家族は「あれは何か生き物が憑いていたような雰囲気だった」と考えているようです。
なにに憑かれていたにせよ、叔父だけ記憶が無いというのが怖いところです。
動物霊に憑かれていたのかしら?
それとも一時的な障害、私の友達の親戚で葬式の時に何かが憑かれているように動物のような仕草をしている人がいたそうよ。