伏見稲荷での不思議な体験
投稿者:三三七 (7)
私が実際に経験した、神社が好きな友人と京都の伏見稲荷に行った時のお話です。
お互い仕事を終え、伏見稲荷に行ってみようということで向かいました。
行く道中に友人が、伏見稲荷は夜に行くと怖いらしいと言ってきたのです。
少しびびりながらも2人で夜の伏見稲荷に入りました。
夜の9時くらいに到着したのですが、さすがは観光スポット。夜でも人はいました。
鳥居のある山を登り始めると、後から複数人のグループが追いついてきました。
3組ぐらいのグループと間隔をあけながら登っていくと、私たちの目の前に巫女さんのような格好をした1人の女性が現れました。
追いついたのかと思い、追い越すこともなくその女性の後をつけるようにゆっくりと歩きました。
ふと気がつくと、今まで後ろにいた複数人のグループがいなくなっていました。
引き返したのかと思い、そのまま歩き続けていると、先に歩いていた女性が急に小走りを始めたのです。
なぜか、追いかけないと、と思い一緒に追いかけてしまいました。
無我夢中で追いかけている時に、ふと友人の顔を見ると、真っ青になっていました。今にも倒れそうなくらいに。
その瞬間我に帰ったのか、追いかけてはいけないと思い、止まりました。
目の前に分かれ道があったので、女性が行った方とは違う方に歩いて向かいました。
10分くらい歩きました。
気がつけばそこは、私達が登り始めた入り口だったのです。
頭の整理もできないまま時計をみると23時を超えていました。
終電があったので先に駅に向かいました。
帰りの電車の中で友人と見たもの感じたものの話をすると、覚えてないというのです。
経過した時間やあの女性のこと、そしてあのまま女性について行っていたらと思うと少し不思議な体験でした。
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