こっくりさんが流行した時、実際に起きた怖い話
投稿者:HANAHANA (35)
今では、いろいろと謎が解明されている「こっくりさん」。私の時代も小学生の頃に女子生徒の間で流行しました。
毎日、放課後に使われていない教室や備品室で集まって「〇〇君の好きな人を教えてください」などと占ってもらっていました。気になるような話が一通り聞き終わって、女子グループのリーダー格のAが「この中で誰が、誰の事が嫌いかこっくりさんに聞こう」という話になったんです。
それは、仲良しグループの崩壊になるだけの話。一度、リーダー格Aが「私の事を嫌いな人はこの中にいますか?」と試しに聞いてみたけれど10円玉はピクリとも動きません。何となく安堵の空気が流れました。
正直、こっくりさんは飽きて来た頃で学校側も問題視しており「放課後はすぐ学校から出るように」と遠回しに言われていたんです。
でも、Aだけは飽きることがなくてグループも半数に減った頃に奇妙なことがおきました。
使われていない教室や備品室には鍵が掛けられているので、廊下の隅っこでその日は始めました。その日、Aはどうしても聞きたいことがあると言いこっくりさんの事を聞き始めました。
「あなたは誰ですか?」「きつねですか?」「本物ですか?」と立て続けに聞いていきました。10円玉が動く時もあればピタリと動かない時もあってAの苛立ちがピークだったのかもしれません。
Aが次に質問した内容は覚えていませんが、今でも信じられないのですが、何か強い力に引っ張られるように3人の指が繋がったまま立ち上がる姿勢になり、そのまま校舎3階の大きな窓になんども指を叩きつけられる形となりました。
恐怖で絶叫しながらも指をなんとか振りほどき、「もう、帰ろう」と帰宅しましたが、Aはその日から一週間ほど登校せず先生からは「こっくりさんは禁止です」と言われたのです。Aに何があったのかは誰も知りません。A自身にも記憶にないと言われました。いったい、何があったのでしょうか。
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