並行世界?パラレルワールド?に迷い込んだ
投稿者:18金 (5)
ちょっと怖くて不思議な話。
私は日常好んで地下を歩くことが多く、日中晴れている日でも地下を歩きます。
比較的人も少ないし、信号もなく遮られることが嫌いな私にはとても快適でなくてはならないツールでした。
ある日、有楽町に遊びに行った時のことです。
コロナ禍でお店も開いてなく、それでも友人との話が盛り上がり地下にあるベンチで話し込むこと2時間。あっという間に23時になっていました。
流石に話し過ぎてしまったと、友人をJR改札まで送り、私はまた地下に潜りました。
有楽町・日比谷・銀座の地下は複雑で少し迷路のようになっています。わかってはいたのですがその日はさらに様子がおかしかったのです。
終電が気になり、私も急いで「いつもの道」を歩きました。イヤホンで音楽を聴きながら、彼に帰ることを伝える連絡もして、あとは足早に改札に向かうだけだったのですが、いつも10分でたどり着くはずが、曲が2曲3曲4曲過ぎようと改札に辿り着きません。
そして、気がついたんです。ある角を曲がってから誰一人と人とすれ違っても居ない、音が全くしないのです。もちろん自分の足音も。みんなコロナ禍で外出自粛してるいから当たり前か!と思っていたのですが、それにしても「1人」すぎる。
空気も重く何度も同じところをぐるぐる回っている感覚に陥りました。
地上に上がる階段もありません。どう考えてもおかしい。テナントに閉じ込められたわけではありません。
まるで電波が途切れてしまったような感覚でした。
何を思ったのか、私はその瞬間に「リセットしなきゃ」と思い、スマホを再起動させました。そして次のコーナーを右に曲がった瞬間スマホの電源が入ったと同時に空気が軽くなり、人と出会うことができました。
私の体感では30分(曲を聞いていたのでそれくらいです)、実際の時間は5分程度でした。
私は確実に、時間と時間の隙間、もしくは別の時間軸に立っていたことになります。
もし、「リセット」できなかった場合。私はこの時間軸に戻って来れたのでしょうか。
今思い返しても不思議でちょっと怖い体験でした。
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