夢での暗示には意味があると確信した出来事

うちには現在小学5年生の息子がいます。
基本的に夜は爆睡、熟睡するタイプなので夜中に起きてくることはほとんどありませんでした。
ところが小学4年生の春休み中、続けて3回夢にうなされて夜中に起きてきたのです。

夜中に起きるだけでもビックリしていたのですが、一番ビックリしたのは起きてきた理由でした。
3回とも泣いて、しかも割と号泣に近いくらいに泣いて起きてきました。　

「大丈夫、大丈夫」となだめながら泣きやむのを待ち、理由を聞くと「痛かった！」と言うのです。
はて？寝相が悪くてタンスにでもぶつけたのかと思って聞くと、どうやら痛かった出来事は夢の中でした。

つまり、痛い夢を見て起きてきたのです。
怖い夢を見て起きてきたのならまだしも、痛い夢を見て起きてくるなんて相当痛い夢だったのだろうと1回目はあまり気にせず寝かしつけました。

ところが翌日も同じように起きてきたので、ちょっと怖くなり夢の内容を聞くと、知らない大人に左目を殴られたと言うのです。

う〜んそれは怖いし確かに痛い夢だ…と思いましたが、実際に痛いわけではないので、やはり怖さが勝って起きてきたのだと思いました。

しかし、三日目も同じタイミングで起きてきたので、夫とこれはヤバイかもしれないと夢の内容を詳しく息子から聞いたのですが、息子の口から出てくるのは「左目」と「公園」と「知らない大人」だけです。

勝手な予想で、左目を大事にしなさいって意味なんじゃない？という事になり、最近ゲームばかりして目を酷使しているからだよ〜と息子に話し、それ以降起きてくることはなくなりました。

そんなこんなで春休みももうすぐ終わる…というある日、息子が友達と近所の公園へ遊びに行って間もなく、息子の友達がうちのインターホンを鳴らし、悲壮な顔で「顔打った！！」と教えにきてくれたのです。

すぐに公園へ行くと、左目を抑えながら号泣する息子が…。
駆け寄ると目のまわりがパンパンに腫れていたのです。

鬼ごっこをしている時に逃げている勢いのまま鉄棒で思い切りぶつけたというのです。

すぐに救急に連れていき事なきを得ましたが、まさか夢がその暗示とは思いませんでした。
幸いなことに視力にも眼球にも異常はなく回復しましたが、あの夢の時に「左目に気をつけなさい」とか「まわりに注意しなさい」と声をかけていたら良かったと後悔しています。

予知みたいなものって本当にあるんですね。