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心霊

410410さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

怪異は繰り返す…
短編 2026/11/03 17:51 115view

長々と流れる渓流に沿う古い町で生まれ育った、歳の離れた友人から聞いた話なんですが…

彼女が小学二年生の秋の話。

彼女の家はその渓流に最も沿った、それより先は森になるどん突きに建っていた。
これよりずっと上流に行くとダムがあるのだ。

私の文章力の低さのせいでものすごく田舎のようであるが、実際はものすごくは付かない程度の田舎といったところか。
彼女の家の前もきちんと舗装されたアスファルトの道である。
さすがにそれより先は砂利道になるのだが。

家の前の道路を挟んで防波堤のような低い壁があり、下に降りれる箇所もある。
ある日の昼下がり、暇を持て余した彼女は下に降り、堤防に座りかろうじて届く水面に足をつけたりしながら、延々と続く水の流れを眺めていた。
退屈を紛らわすつもりが、余計に退屈感を痛感させられながら…

すると、上流側から水底に何かが流れてくるのに気づいた。
だいたい深さは二メートルくらいだそうだ。
その底に黒っぽいモノがゆっくり流れてくるのだ。
変だなあと思ったのは、水の流れに比べて妙にゆっくり流れてくるのだそうだ。
最初は目の錯覚かと思った。
でも水はキレイで濁ってなく、ゆらゆらぼやけながらも徐々にハッキリ近づいてきた。

「!!!!…」

その何かの先端が自分の体の位置に来た時、彼女はもろにそれを確認した…

流れてきたのはスーツを来た男だった。
仰向けで気をつけの姿勢をして頭から流れてきたらしい。

それが水中で目を開けていて彼女を凝視していたという…
ゆっくり流れていく間、二人は見つめあっていた…

その水中からの視線が多少遠退き、我に返った彼女は慌ててサンダルをつっかけ家に走った。

「おかあさーん!」
玄関に飛び込み彼女は絶叫した!
台所にいた母親は娘のただならぬ呼び掛けに驚き廊下に飛び出した。
そこで二人はぶつかるように鉢合わせしたのだ。

彼女は今見た信じられない光景を母親に語った。
興奮していてうまく説明できないのが返って事態の深刻さを思わせた。
母親は昼間のせいもありまず事故だと思ったそうで、娘の手を引っ張り町内の交番に駆け込んだ。
走れば三分やそこらで着くからだ。

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