バズビー・チェア

あなたは座ると死んでしまうという、『呪いの椅子』をご存知だろうか。
実際にその椅子に座った60人は、短期間のうちに何かしらの原因で亡くなっているそうです。
1702年、イギリス人のトーマス・バズビーは大の酒好きだった。
実は彼は殺人鬼で、何人もの人を殺していたそうです。
そんな彼は、エリザベスという村の女性と婚約をしていて、幸せに暮らしていたそう。
ただ、エリザベスのお義父さんが結婚に反対していた。
そしてバズビーが家に帰ると、エリザベスのお義父さんがバズビーのお気に入りの椅子に座っていた。

いくら帰ってくださいと言っても、
『娘を返してくれるまでここはどかんぞ！』と言っていたそうだ。
頭にきたバズビーはそれに激怒し、座っていたお義父さんを近くにあった本で叩き、殺してしまったそうだ。
そして彼は終身刑が宣言され、終身刑が実行される直前に彼はこう言ったそうです。
『俺の家にある椅子は俺のものだ！座ったやつは全員殺してやる！！！』
そしてバズビーが亡くなった後、椅子は「バズビー・ストゥープ・イン」というパブに置かれることになった。
そしてその名前は処刑されたバズビーから付けられたものだった。

そしてそのパブでは「この椅子は呪われてる」という噂が話題になっていたりした。
度胸試しなどで面白半分で座った人が後をたたなかった。
そこに座ったパイロットは椅子に座った数時間後交通事故で亡くなり、建築作業員は座った翌日屋根から転落し亡くなった。
そうして1972年までの間に60人余りの人がその椅子に座り亡くなった。

この話には諸説あるが、今回は一番有名だった話を載せさせていただいた。
現在は「サークス博物館」という博物館に展示されているが、誰も座れないように天井から吊り下げられて展示されているらしい。
もしも興味がある方がいれば、近くに行った際にご覧になってはいかがだろうか。