皆さんの学校にはスクールカウンセラーとか、相談員の人はいるだろうか。
小学校、中学校に週2回くらいのペースで来ていたりしたんじゃなかろうか。
これはそんなスクールカウンセラーについての怖い、というよりも嫌な話である。
体験者は元カノなのだが、元カノは中学生時代にかなり壮絶ないじめにあっていた。
元カノは診断こそ受けていないものの、誰がどう見てもADHDやアスペルガーの傾向がかなり強くある人で、子供の頃から特に同級生の女子に嫌われることが多かったという。
特に小学校高学年から中学2年生の終わりまでは酷かったらしい。
具体的に言えば部活中に元カノが生理的に無理(見たら身体的な拒否反応が出る)な芋虫がたくさんにいる草むらに何度も突き飛ばしたり、たまたま線路に転がった近所の子のボールを取りに行ったときに「そのまま轢かれて死ねばいいのに」と聞こえるように話したり。
べたな話だが靴の中にカッターの刃が入っていたこともあったという。
そういったことが続き、元カノは精神をすり減らし鬱状態になっていた。
そして藁にもすがる思いで相談室の戸を叩いた。
女性のカウンセラーは元カノに聞き取りをする。
一通り聞いたところで、そのカウンセラーは何と言ったと思うだろうか。
「あなたがもっと仲良くできるように頑張らないと」
そう言ったのである。
あまりにも心無い言葉。SNS上でさえ上記の体験を聞いたうえでこう言い放てる人間は少数だろう。
この言葉をきっかけにして元カノの精神は完全に崩壊してしまい、解離性同一症……いわゆる多重人格となってしまうのだが、それはまた別の機会に話そう。
兎にも角にも、カウンセリングの知識がない人でも明らかに倫理的(人道的?)に言ってはいけないと分かるようなことを「スクールカウンセラー」が言ってのけるのである。恐怖極まりない。自殺に直結してもおかしくない。
ボクと元カノはどちらも教職課程を取っており、その際に臨床心理士である心理学の教授へ話を聞いてもらう機会があった。
すると、教授は同様の相談をされたことが何度もあるという。
なんでもスクールカウンセラーは地域や学校によって資格を持たない人間を採用している場合もあるのだという。
「最低限資格を持った人にやらせなきゃ駄目だよね」と教授。
中途半端に味方を気取って、一気にどん底へと突き落とすような人間がカウンセラーを名乗ってはいけない。
あなたが悩んでいる時、もしスクールカウンセラーに相談しようとしているのだとしたら……
そのカウンセラーの経歴は他の先生に聞いておいた方が身のためかもしれない。























これはヒトコワではなく、社会問題についてのコラムだと思う。