これは、私の知り合いの話です。
その知り合いには、腕を上げたポーズで寝る癖があり、その日もそのポーズで寝ようとしていました。
夜中、手に何かを感じて起きました。何やら、手首を握られているようです。
その知り合いには霊感があり、いろいろ経験していたため、
まあ、たまにはこういうこともあるか。
と思っていたそうですが、様子がおかしいのです。手を上げた先にはふすまがあるはずなのですが、その中に手がものすごい力で引きずり込まれていきました。
普通、引きずり込まれるとなれば手がふすまを突き抜けたり、ふすまに穴が開いていたりすると思いますがそんなことはなく、すぅっとふすまに入っていきます。
必死に汗の球を浮かべながら抵抗していくと、10分ほど経った後腕を抜くことができました。
それからというものの、知り合いの近くで腕を上げて寝ようとする人を見るたびにビクッとしてしまうそうです。
しかし、私がその知り合いから聞いた話で、これと関連があるのでは?と思ったお話があります。そちらも短いのでここで書き込ませていただこうと思います。
やはり、またその知り合いが寝ていた時の話です。
寝返りを打とうとしたとき、たまたま意識がちょっと戻って目を開けました。
すると、開いたハサミの切っ先がこちらを向いており、それもあとわずか1センチでも動いたら目に刺さりそうなほど近くにありました。
急いで飛び起きて逃げると、開いたはさみは、パタンと倒れてしまったそうです。
ハサミが立っていたのも、あのふすまから生えていた手がやっていたことなのではと思ってしまいます。今のところ、その知り合いに何かがあったというわけではありませんが、ちょっと不安です。























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