今日も終電にぎりぎり間に合って最寄り駅についた。
仕事はいつも残業続きで碌なご飯を食べていない。
時刻は0時を回っている…。もうすでに商店街は締まってるだろう。
…またあの激安の食パンかぁ。
なんて文句をたれながら帰り道へ足を運んだ。
数分歩いているとどこからともなくおいしそうなにおいが漂ってきた。
…こんな深夜にやってるお店があるのだろうか。
それとも誰かが勝手に開いているのだろうか。
きょろきょろとあたりを見回してみるが、人影も見えない。
でも明らかにおいしそうなにおいは、商店街の少し外れの道から漂っていた。
もしかしてこれが世にいう深夜の飯テロってやつなのかな? つい出来心でそのにおいにつられてしまった私は、恐る恐るそのア要点外から外れた道へに入ってみた。
「いらっしゃいませ」
そこには一人のお兄さんがたたずんでいた。
いや、詳しく言うと、お兄さんと古びた引き車のお店があった。
「あの……、こんな時間にすみません。もしかしてあなたがこのお店の人ですか?」
お兄さんは優しく私に席を勧めてくれた。
私がきょろきょろとまわりを見ているとお兄さんはこっちを見てこう言った。
「お腹はすいていますよね?どうぞお好きな席へ」
私は、お兄さんに言われるがままに、小さな椅子にちょこんと座った。
私が座わったのを確認するとお兄さんは私にメニューを見せてくれた。
そこには【当店おすすめ】という文字が大きく書かれていた。
お言葉に甘えて私は一番初めに目についた【ビーフシチュー】を注文した。
数分後、温かいビーフシチューとパンが出てきた。
私のお腹はきゅるると音を立て、早く食べさせろと言っていた。
私は温かいシチューを一口すくうと口の中でシチューがとろけた。
「おいしい……っ」
思わず声が漏れてしまった。それほどにおいしかったのだ。
お兄さんは私の反応を見て安心したのか、私に向かってこう言ってきた。
「お味はどうですか?もしよかったら少しおまけしますね」
「いいんですか!?」
「えぇ、美味しいって言ってくれるだけで十分ですから」
お言葉に甘えて私はさらにビーフシチューをおかわりしてしまった。
お兄さんはそんな私の食べっぷりを見て嬉しそうに笑っていた。
私は、シチューをあっという間に平らげてしまった……。
「ごちそうさまでした!!とてもおいしかったです!!」
「それはよかった。またいつでもどうぞ」
お兄さんは優しく微笑みながら食器を片付けてくれた。

























ゾッとしました。
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
すごい体験しましたね
(゜Д゜)。
警察に介入してもらわなあかん(/_・、)。
ゾクッとした。
私もシチューにされた事がありますがあれはとても辛いです。お気の毒に。。
こんな事があるんですか…気をつけます
腕一本、寄附したことがある。