通り道
投稿者:オバケ倶楽部 (7)
この話は数年前に、私が実際に体験した話です。
立地はいいのに、どんなに有名なお店がオープンしても1年も持たずに閉店になってしまう所が、私の住んでいる街にはあります。それは、立地の良い角地に立つ中規模の店舗です。先に言っておきますが、有名心霊スポットでもないし、殺人事件や自殺があったという話もないところです。
なのに、有名コンビニチェーンの大半は1年も持たずに撤退。飲食店は数えられないぐらい出入りしています。
私は、コンビニや飲食店の時も入店していますが、いつも感じる違和感があります。
それは、トイレの位置関係です。
トイレの位置は、お店が変わっても同じ場所でした。
その他にも、もう一つ変わらないものがありました。それは、壁一面に備え付けられた大きな鏡です。
トイレの扉を開けると目の前には、大きな鏡が付いているのですが、トイレ内の手洗い場にもそれなりに大きい鏡があり、扉を開けると合わせ鏡になる事です。
どんなにお店が変わっても、この合わせ鏡が変わらないことがいつも違和感でした。
そんな事も忘れかけていた頃。
私は地元の居酒屋で副店長として働いていましたが、新規オープンする店舗があるという話が持ち上がり、私は店長に昇進することになりました。
仕事にやりがいを感じ始めていた頃だったので、新店舗用の新メニューを考えたりドリンクを考案したりと楽しく新店舗の準備を進めていましたが、上司に連れられて新店舗を見た時、愕然としました。
上司に連れて行かれた所は、あの合わせ鏡の店舗でした。
長らく空き家だったようでしたが、合わせ鏡は未だに健在でした。
上司とは仲が良かったので、あくまでも昔からのウワサ話として、あの店舗の事は伝えましたが、「いまから、そんな言い訳を用意するな」と笑われてしまいました。
最後に入っていたテナントも飲食店だったので大きく内装はわらず、もちろん合わせ鏡もそのままでした。私は、イヤな予感がしながらも上司にいわれた「言い訳を用意するな」という言葉を噛みしめながら売り上げ一位の店舗にしてやると席の配列やメニュー作りに精を出しました。
オープンを1週間前に控えた頃、私は泊まり込みでお店作りをしていました。店内のコンセプトは「南国をイメージする」という事だったので、私はバリ島をイメージした店舗づくりをしていました。
店舗づくりに集中していたせいか、合わせ鏡の事は気になりませんでした。
手洗い場の鏡を外したからかもしれませんが…
しかし、なぜこの店舗にはどんなテナントが入っても長続きしないのか理由がわかりました。
深夜、オープン二日前でレイアウトなどの最終チェックをしている時にトイレに行きたくなりました。お店の事を考えながら用を足していると、用を足している私の後ろを誰かが通った感じがしました。
私は、「えっ?」と思った時には、あの合わせ鏡の違和感を思い出してしまいました。
ですが、「今はそんな事を考えている時ではない!!」と、力強く扉を開けると…
合わせ鏡の中から、苦しそうな顔をして大きな口を開けた男性が向かってきました。
私は、「わぁぁ!!」と頭を押さえながら腰を抜かし転びました。
慌てて周りを見渡しても、当然そのような人は見当たりません。
これから、ここで店長として働くことを考えたら「いま見たのは疲れから来る幻覚」と何度も自分に言い聞かせました。
しかし、そんな考えは無駄でした。
なんとか、気持ちを落ち着かせながらトイレの扉を閉めようとした時、トイレの鏡から先程と同じ男の人が同じ表情のまま、こちらに向かって来るのです。
私は、パニックになってしまい店内を叫びながら外に出ようとするのですが、振り向けば今度は壁の鏡からあの男性がこちらに向かってきます。
私はあまりの恐怖で意識を失いました。
ゾクッとするような怖さがありました!次回作に期待してます。
そのような場所って意外に沢山ありますよね。
私の街にも、昔、中古車販売店があった時から残業していると人影を見る社員が多くなり移転し、大手会所の社員寮が建ったのですが、入居した社員が相次いで自殺する人が多く使われなくなってから、昼夜問わず窓から誰かが覗いてたと目撃談が相次社員寮は移転し、現在大手スーパーが建設中です。
土地に問題があるのかもしれませんね。