足が透けて見える三人組の男性に会いました。そして翌日に・・・
投稿者:ruka (3)
一時期、宜保さんがマスコミで盛んに取り上げられて、所謂「霊感」の存在と「霊感」のある人のことが、社会的に認知されるようになりました。
私は子供の頃に、古い家だったのですが、誰もいないはずの家に子供の声がよく聞こえたり、土間で子供の姿を見たことがありました。そういったことも大人になるとすっかりなくなってしまい、ジブリのトトロの世界みたいだなあと思っていました。
友達にも霊感の強い友達がいて、お互いに二人の秘密でだれにも言わないでおくという約束をして行動していました。私も彼も26歳の男性で、霊感友達ということでつるむことが多くなりました。
ある日、長い一本橋をふたりで歩いていると、ずっと先の方から3人組の男性が歩いてくるのが見えました。その橋を私たちが渡り始めた時に、やや妙な感じはあったのでしたが、私の友達もおなじことを感じていたようでした。三人組の右端の男性の感じが変なのでした。
「あの、右側の男性、なんかおかしい」と私の友達も、ぼそりとつぶやきました。彼も霊感が強いので、私と同じように違和感を感じていたようでした。よく見てみると、右端の男性の足元はぼやけて見えるのです。足を通して向こうの景色が見えるので、妙な感じがしたのでした。
橋の真ん中で、当然すれ違うわけで、3人は地元の体育大学の学生でした。其の時も右端の男性の足元はゆがんで見えたのでした。その男性に何か言ってあげないといけないと思いつつ、何も言えずにとおりすぎたのでした。
翌日新聞を見ると、県の空手の大会で地元の体育大学が優勝した記事が載っていました。ただ、一人の学生が試合中に膝を強打して、右足首と右ひざを骨折して再起不能になるかもしれないということでした。あの時に、一言いえばよかったのかなあと思ったのでした。
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