芯……？

高校2年生の夏、いつものように学校に行き、授業を受けていました。

あっという間に時間は過ぎ、お昼ご飯の時間になりました。

私はいつものように、男子4、5人ぐらいのグループで食堂に行きご飯を食べていました。

食事を済ませ、教室に戻り、昼休みを過ごしました。

キーン、コーン、カーン、コーン

チャイムが鳴り、各自席に戻り、先生に挨拶をし、授業が始まりました。

私が愛用している、振ると芯が出てくるタイプのシャーペンを手に取り、

いつものように芯を出すため、シャーペンを数回振りました。

すると、異様な音がします。

カラ…カラ…カラ…

替え芯が入っていても、普段はそんな音はしませんし、何より量がある音がします。

なんか入ってんのか？と思ってシャーペンを開けてみると、

私のものではない、細切れの白い爪が入っていました。

犯人はわからないし、誰にも言わなかったけど、

シャーペンを持つのが恐ろしくなる出来事でした。