家の近くの電話ボックス
投稿者:ふまじめ (3)
僕の部屋からは、道を挟んで電話ボックスが見える。
今では、見かけなくなっていますが僕が小さい時には、たくさんありました。
僕は、夜カーテンを閉じるときに毎回その電話ボックスを見てしまいます。
僕は、あの日も外をみると雨が酷くてガラスにバシバシと雨が当たっていました。
そして電話ボックスを見るとあまり良くは、見えないですが赤いコートを着た女性が電話していました。
夜中に雨がうるさくて目が覚めてしまい外を見るとまだそこには、赤いコートをきた女性がいました。
あれ、さっき見てから4時間は、経っている。どうしてこんな時間まで話しているのかな?すこし怖かったですが少し見ていると電話をしながら僕の家を見ている。
そうなんです。目が見えたんです。
僕は、怖くなってカーテンを閉めるとどうしてもトイレに行きたくなり、怖かったですが1階のトイレに行きました。
僕のトイレは、玄関のすぐ横で済まして玄関を見るとガラス越しに赤いコートの女性が立っていました。
僕は、とても怖くなり声を出そうしましたが声がでません。
するとドンドン、ドンドンと割れるような勢いでガラスを叩いてきました。僕は、動けなくなりその音だけが家に響いていました。
するとお父さんが出てきて僕を見つけてどうした?僕は、事情を説明するとそんな音は、しなかったよ。と言い。玄関の扉を開けようしました。
僕は、開けちゃいけないと思いましたがお父さんは、なにかあれば危ないと開けました。
なにもないのを確認すると僕の耳元でただいまって女性の声が聞こえたのです。
僕は、振り向いてみましたが誰もいなかった。
でもそれは、死神だったのかもしれません。
だって翌週にお母さんが亡くなったから。
みなさんは、決して開けないでください。
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