築10年未満なのに入居者が落ち着かない物件
投稿者:ミルキー (7)
30年程前に聞いた話です
地元の新興住宅地の一角に当時で築10年にもならない一軒家の物件があったのですが、入居してもすぐに退去するという事が相次いだ という話があります
人が短期間で入れ替わるので家の状態も見た目には非常に良く、退去してもすぐに入居者が来る物件でした
地元の方の話ではその土地自体に曰くがある様な場所ではなく、またその物件の購入者に不幸があったという様な事はないとの事なのですが、近隣の方が退去したある住民の方に話を聞いた話をたまたま聞く事が出来たのですが、内容としては昼夜を問わず人の気配が常にあり、歩き回る様な音や何かが落ちる様な音が聞こえるので耐えられない という様な内容の物でした
他の住居ではそういった事はなく、その物件だけで起こる事象だったとの事でした 最後に退去してからは噂もあって新たに入居する という事は暫くなかったそうなのですが、入居者がいないにも関わらず「窓に人が立っている」という話が相次ぎました
共通している話としては女性との事で、玄関が道路に面しているので車で通っている時に家の全体が見えるのですが、部屋の一室から道路側に向かってこちら側をジッと見ているそうです
話の内容が微妙に違うのは「一点を見つめていた」という場合と「睨まれた」という2つのパターンでした
こういった話が相次いだ事や長らく入居者が入っていない事で扱いに困っていた地元の不動産業者がお祓いをする為に霊能者を連れてきたそうですが、入るなり「私ではお祓いできません」という話をして逃げる様にしてその物件を後にしたそうです
その後も数人の霊能力者に依頼したらしいのですが、お祓いは出来なかったらしく、とうとうそのまま放置される事になった という話です
その後その物件が取り壊されたのかそのままになっているのかは話を聞いた方とは疎遠になってしまった為、後日談を聞く事は出来ていないですが、お祓いの一件後も変わらずに「窓際に人が立っている」という話はあったというのを別の方から聞いた事があります
その話がそれから5年程は経っていましたので、少なくともあの後5年はその物件はその場所にあった事になります
この話をすると「ああ、あの家ね」と大体の方がご存じです 最初の物件購入者に何かあったのか、知らない土地の曰くがあったのかは分からないですが、多くの人が窓際に立っている女性を見た という話は地元でよく聞く怖い話でした
こういった幽霊屋敷も、年々減ってきて寂しいもんですね。貴重なお話を聞けて良かった。
睨まれた人はなんともなかったのかな